一般財団法人環境イノベーション情報機構
市民エネルギーシンポジウム2005「環境に負荷をかけないエネルギー社会をめざして」
「環境に負荷をかけないエネルギー社会をめざして」をテーマに、再生可能なエネルギー社会の実現をめざす市民による「市民エネルギーシンポジウム2005」を10月29日(土)、東京・港区六本木のアイビスホールでおこないます。
ドイツで民主的な手法による分散型・地域型の社会めざす、分散型エネルギー利用ネットワーク運営委員会理事長ウルリヒ・ヨヒムセン氏の特別講演と、識者によるパネルディスカッションを予定。先着100名まで(予約優先)。
OHDAKE FOUNDATION + PRIEE
市民エネルギーシンポジウム2005
「環境に負荷をかけないエネルギー社会をめざして」
【日 時】 2005年10月29日(土)13:20〜17:10(開場13:00)
【会 場】 アイビスホール <東京都港区六本木7-14-4 ホテルアイビス4F Tel.03-3403-4411>
【参 加 費】 一般=1,000円/学生=500円/会員=無料
(会員=『地球号の危機ニュースレター』購読者)
【申込方法】 大竹財団ホームページ内の予約フォーム
電話(大竹財団事務局 Tel.03-3272-3900)
【主 催】 財団法人 大竹財団 http://www.ohdake-foundation.org
市民エネルギー研究所(PRIEE) http://www.priee.org
【問い合わせ】 大竹財団事務局 Tel.03-3272-3900
※ 座席数が限られておりますのでなるべく事前にご予約お申し込みください。満席の場合には、ご予約された方を優先させていただきますので、ご了承ください。入退場は自由です。ご不明な点はお問い合わせください。
【プログラム】(敬称略)
13:20〜13:30
開会挨拶: 安藤 多恵子 <市民エネルギー研究所代表>
13:30〜14:45
特別講演「ドイツが向かう分散型社会〜電力市場とエコロジー的な循環経済を結びつける構造〜」
ウルリヒ・ヨヒムセン
<分散型エネルギー利用ネットワーク運営委員会理事長>
14:45〜15:00 《休 憩》
15:00〜17:00
パネルディスカッション「風力・太陽光で日本の現状を変える」
パネラー: 井田 均 <市民エネルギー研究所>
可児 浩一郎 <日本風力発電協会事務局長>
杉本 完蔵 <昭和シェル石油(株)ニュービジネスディベロップメント部参事>
近藤 正道 <新潟県選出参議院議員>
菅井 益郎 <市民エネルギー研究所、國學院大學経済学部教員>
ウルリヒ・ヨヒムセン
司会進行: 安藤 多恵子
17:00〜17:10 総 括
●ウルリヒ・ヨヒムセン(Ulrich Jochimsen)氏 プロフィール
1935 年生まれ。分散型エネルギー利用ネットワーク運営委員会理事長、グルントヴィッヒ財団(在ポツダム)代表。電気、エネルギー、経済の分散型を提案すると同時に、地域の中で市民が自ら運営・管理するための民主的な教育の必要性も説き、州政府の顧問を引き受けるなどの活動を続け、現在は環境全般にも広く力を注ぐ。「民主的な手法で分散型・地域型の社会をどう創るか」を一貫したテーマに掲げる。
フレンスブルグ船舶技術大学で海洋電信を、ビンケン大学で電気工学を学び、電気通信技師資格をもつヨヒムセン氏は、電信電話分野で分散型の実現をめざし、会社を設立。74年に早くも携帯電話を開発、製品化を発表するが、同分野で利権をもつドイツ郵政公社と電機大手Siemens社の猛反発にあい、裁判中に預金封鎖をうけて会社を潰される。この体験をもとに80年代以降は、分散型エネルギーシステムを提唱し、当時から既に実践的な活動をおこなっていたデンマークのフォルケセンター等へおもむき、民主的なエネルギー政策が進まないドイツにその活動や理念の紹介をおこないながら、普及実践のための提言を続けてきた。
この間ドイツではエネルギー政策転換のための様々な民主的な活動がおこなわれ、東西統一や緑の党の躍進など、政治的にも社会的にも大きな変革を経てきた。現在では、2020年にすべての原発閉鎖を決定し、次々と画期的な再生可能エネルギー推進の政策を打ち出し、世界をリードしている。
【登録日】2005.09.21