一般財団法人環境イノベーション情報機構
『セルロース誘導体の反応性と固体分散体技術および分子量評価手法』
【募集期間】| 2009.12.10〜2010.02.08

【日 時 】平成22年2月9日(火) 10:00〜15:30
【聴講料】 1名につき47,250円(税込、テキスト費用・お茶代を含む)
初めてお申込みいただいたお客様は1名につき43,750円
第1部 セルロース誘導体の構造と機能保持技術および応用事例
【10:00-11:00】
チッソ株式会社 横浜研究所 吉田 尚之 氏
【講座趣旨】
チッソでは、セルロースを硫酸エステル化して機能性を持たせる技術を保有している。また、球状化した後に機能性を付加する技術も保有している。その応用例としては、化粧品原料、医療系材料などがある。近年では、水溶性を付加してアルロニダーゼ阻害活性を有したものやインフルエンザウィルス吸着能を有したもの、架橋処理により機械強度を高めた球状セルロースなどが開発されている。本講演では、主にセルロースの硫酸エステル化方法と硫酸化セルロースの機能性について、具体的応用例を挙げながら解説する。
■内容項目
1.セルロースの性質
1-1.セルロースの分子構造
1-2.セルロースの反応性
2.硫酸化セルロース
2-1.硫酸化セルロースに期待される機能
2-2.硫酸エステル化方法
2-3.硫酸化セルロースの性質
3.化粧品原料としてのセルロース誘導体
3-1.化粧品に使われているセルロース誘導体
3-2.ヒアルロニダーゼ阻害活性
3-3.球状硫酸化セルロース
4.球状セルロース
4-1.クロマトグラフィー材料としての球状セルロース
4-2.インフルエンザウィルスの吸着性能
【質疑応答・名刺交換】
第2部 セルロースの誘導体とその応用
【11:15-12:15】
ダイセル化学工業(株) CPI カンパニー ライフサイエンス開発センター
担当リーダー 柴田 徹 氏
■講演要旨
通常の溶媒には溶けないセルロースを、工業的、実験室的にいかにして反応させるか、
またそのような誘導体化によってどのような機能が得られるかを、工業的応用に主眼を
置きながら述べる。
■内容項目
1.セルロースの化学
1-1.エステル化
1-2.エーテル化
1-3.酸化
2.酢酸セルロース 長い歴史と新しい用途
2-1.用途の変遷 被覆材料から光学フィルムまで
2-2.繊維素材として
2-3.膜素材として
2-4.フィルム素材として
2-5. 生分解性
3.セルロースエーテル
3-1.溶解性、流動性と分子構造
3-2.水溶性高分子としての応用
4.セルロース誘導体を利用したその他の機能材料
4-1.多糖エステルの光学異性体分離能
4-2.セルロースビーズ バイオマテリアルの分離
4-3.医薬とセルロース
5. まとめ
【質疑応答・名刺交換】
第3部:セルロースエーテルの医薬・食品用途への利用【13:15-14:15】
信越化学工業(株) 有機合成事業部 セルロース部(人選中)
■講演要旨
セルロースエーテル類(主にCMC、MC、HPMC、HPC)の医薬・食品用途への利用例について、各物質の物性、応用例を中心に紹介する。
■内容項目
1.セルロースエーテルについて
1-1.セルロースエーテルとは
1-2.セルロースエーテル類の医薬・食品への規制状況
2.セルロースエーテルの医薬用途への応用
2-1.コーティングへの応用(HPMC)
2-2.顆粒結合剤としての応用(HPC)
2-3.顆粒コーティングへの応用(MC)
2-3.徐放性製剤への利用(HPMC)
2-4.腸溶性コーティングへの応用(HPMCP,HPMCAS)
2-5. 崩壊剤への応用(L-HPC)
3.セルロースエーテルの食品用途への応用
3-1.CMCの食品への利用
3-2.MC・HPMCの食品への利用
3-3.HPCの食品への利用
第4部 セルロースの分子量および分子量分布の評価方法、測定例(SEC、粘度法)
【14:30-15:30】
【キーワード】
1.分子量
2.分子量分布
3.サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)
住友化学(株) 石油化学品研究所 解析情報グループ 構造解析チーム 柳澤 正弘 氏
【講演の趣旨】
セルロースおよびセルロース誘導体の成形加工、ナノ構造制御、物性および機能性の制御においては、分子量および分子量分布の選択は最も重要な戦略の一つとなり得る。また品質管理面においても、分子量および分子量分布の的確な評価は極めて重要である。本講座ではセルロースおよびセルロース誘導体の分子量および分子量分布の評価方法について、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)および粘度法を中心に、実際の測定例を挙げつつ簡潔に紹介する。
■内容項目
1.セルロースの分子量および分子量分布評価の目的
2.セルロースの分子量および分子量分布の評価方法
2-1 セルロース溶液の調製(各種セルロース溶剤の紹介)
2-2 粘度法による平均分子量の評価
2-3 サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)による分子量分布の評価
2-4 SEC−多角度光散乱検出法(SEC-MALLS)の適用と得られる分子情報について
3.セルロース誘導体への応用例
3-1 水溶性セルロース誘導体類(カルボキシメチルセルロース、他)
3-2 非水溶性セルロース誘導体類(酢酸セルロース、他)
3-3 キチン・キトサン
4.まとめ
【質疑応答・名刺交換】
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【登録日】2009.12.12