一般財団法人環境イノベーション情報機構
放射線の基礎と除染・浄化状況の最新動向【測定実習付】

★安さと無尽蔵な供給が可能な多電子レドックス系有機化合物の課題は何か!?
★導電性ポリマー、有機ラジカル化合物、有機ドナー化合物、有機アクセプター化合物の現状と展望は如何に!?
【会 場】
全国家電会館【東京都文京区】
【日 時】平成24年4月18日(水) 12:30〜17:30
【参加費】
29,400円[税込・資料代含む]/1名
詳細確認・お申込専用URL▼
http://ec.techzone.jp/products/detail.php?product_id=2654
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【対象】
土壌処理・水処理メーカはじめ、汚染地域また原子力発電所のある自治体の環境対策担当者、原子力発電所の環境担当者など放射能汚染に感心のある、技術者・研究者の方々
第1講 放射線と放射性物質の化学的基礎
【12:30〜14:30】
●講 師 名古屋工業大学 名誉教授 齋藤 勝裕 氏
●内 容
原子核の起こす反応は、核分裂、核融合、核崩壊などがある。原子炉は、核分裂を利用したものであり、その際に発生するエネルギーで電力を得る装置である。原子炉は、主に燃料体、制御材、減速材、冷却材からなる。
燃料体は、天然ウランを濃縮してウラン235濃度を高めた濃縮ウランを用いる。燃料体が核分裂したのちには核分裂生成物が発生する。これは不安定な放射性物質であり、放射線を放出して安定な原子核に崩壊するが、そのために要する時間は固有の半減期で表現される。原子炉事故では、この放射性物質が漏洩し、それが放出する放射線による被害が問題となる。
本セミナーでは、このような原子核構造、原子核反応、原子炉、放射性物質、放射線について分かり易く解説する。
1.放射能、放射性物質、放射線
2.原子構造、原子核構造、陽子、中性子
3.原子核反応、核融合、核分裂、原子核崩壊
4.核分裂生成物、半減期
5.原子炉の原理、臨界、中性子数制御、中性子速度減速
6.原子炉の構造、燃料体、制御材、減速材、沸騰水型、加圧水型
7.原子炉事故、チェルノブイリ、スリーマイル島
8.福島原子力発電所事故
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第2講 放射性物質による土壌汚染の特徴と対策
【14:10〜15:10】
●講 師 独立行政法人産業技術総合研究所 地圏資源環境研究部門
副研究部門長/イノベーションコーディネータ 駒井 武 氏
(兼任)東北大学 大学院環境科学研究科 連携講座教授
博士(工学)
●内 容
放射線物質や有害化学物質などによる土壌汚染問題を取り上げ、土壌汚染の経緯と法規制、土壌・地下水汚染の特徴、放射性物質と土壌との関わりについて科学的な観点から論じる。
また、セシウム等放射線物質による土壌汚染に対する環境リスク評価の方法および管理・浄化技術などの動向について俯瞰的に解説する。
1.土壌汚染問題の背景
2.放射性物質による土壌汚染の特徴
3.放射性物質汚染土壌からの被ばく経路とリスク
4.放射性物質汚染土壌の対策
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第3講 放射性物質による水圏汚染状況と浄化における今後の課題
【15:15〜16:15】
●講 師 (株)環境浄化研究所 代表取締役社長 須郷 高信 氏
●内 容
福島原子力発電所事故で発生した放射性物質は、主にCs、Srであり、その除染にゼオライトやプルシアンブルーなど各種の吸着分離材料が提案されている。CsやSrはアルカリ金属、アルカリ土類金属であり、Na、K、Mg、Caなどの共存イオンの影響を受けやすく、海水中の汚染処理が課題となっている。
効果的な汚染処理を進めるためには、選択性の高い吸着分離材料の開発と膨大な量の廃棄物の減容化処理保管技術の確立が急務である。今後は、原子炉の冷温停止状態を長期的に維持するために、核分裂生成物や原子炉構造体由来のCo-60、Ni-63、Zn-65、Mn-54等各種放射性物質の効率的な除去技術の確立が課題となってくる。
本セミナーでは、Cs、Srだけでなく、各種核分裂生成物の吸着材料の現状と水圏汚染における除染技術の今後の課題について解説する。
1.放射性物質による水圏汚染状況
2.Cs、I、Srの選択吸着剤の開発の現状
3.核分裂生成物の選択吸着材料の開発の現状
4.放射性遷移金属の選択吸着材料の開発の現状
5.水圏汚染における除染技術の今後の課題
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第4講 作業現場における放射線量・放射能測定の注意点とサーベイメータによる測定実習
【16:25〜17:25】
●講 師 (独)産業技術総合研究所 計測標準研究部門 量子放射科 放射線標準研究室 主任研究員 黒澤 忠弘氏
(独)産業技術総合研究所 計測標準研究部門 量子放射科 放射能中性子標準研究室 研究員 佐藤 泰 氏
●内 容
福島第一原子力発電所周辺地域の放射性物質による環境汚染を測定する装置としては、放射線量用サーベイメータがあり、物品の表面の汚染を測定する装置としては、放射性表面汚染用サーベイメータがある。
本セミナーでは、これらに関する日本工業規格(JIS)に基づいて、放射線量及び、放射性表面汚染に対する測定装置、測定法について解説するとともに、測定実習を行う。測定実習に使用する測定装置はシンチレーション式サーベイメータとGM管式サーベイメータを予定している。
1.放射線量の定義
2.放射線量測定法
3.放射線量測定装置
4.放射能の定義
5.放射性表面汚染測定法
6.放射性表面汚染測定装置
7.実習(作業現場で用いられる測定装置を用いての測定実習)
17:30 終了
【登録日】2012.03.08