一般財団法人環境イノベーション情報機構
次世代 断熱材の開発と市場動向、耐久性/難燃性向上、結露防止技術、物性評価、応用展開先
【募集期間】| 2012.04.18〜2012.05.28

★次世代に求められる断熱材の機能性向上の取り組みとは!?
☆発泡剤の国内外市場と開発中の技術紹介!
☆事前内容リクエストサービス実施中
【講 師】
●第1部 住化バイエルウレタン(株) システム部門 断熱材事業部 マーケティングマネージャー
●第2部 キャボット・スペシャルティ・ケミカルズ・インク 新規事業本部 テクニカルリーダー
●第3部 (株)大林組 技術本部技術研究所生産技術研究部 主任研究員
●第4部 (一財)建材試験センター 本部 技術主幹
【会 場】
東京都中央区立産業会館 集会室 第3集会室【東京・中央区】
▼都営新宿線 馬喰横山駅 地下通路経由 B4出口 5分 (道案内2)ほか
▼JR総武快速線 馬喰町駅 東口改札経由 C1出口 5分 (道案内3)ほか
【日 時】平成24年5月29日(火) 10:00-16:00
【早期割引価格】1社2名につき56,700円(税込、テキスト費用を含む)
※5月15日を過ぎると【定価】1社2名につき59,850円(税込、テキスト費用を含む) となります
◆同一法人より3名でお申込みの場合、75,600円
◆昼食代は選択制となります。一人につき1,050円加算
詳細確認・お申込専用URL▼
http://ec.techzone.jp/products/detail.php?product_id=2725
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第1部 ノンフロン系断熱材の開発・市場動向と要求特性への技術的取り組み、応用例
【10:00-11:15】
講師:住化バイエルウレタン(株) システム部門 断熱材事業部 マーケティングマネージャー
【講演主旨】
地球温暖化対策や電力不足が懸念される現在、様々な分野で省エネルギー化が重要になっています。このような情勢の中、良好な断熱性能を持つ硬質ポリウレタンフォームは省エネルギー化に貢献できる断熱材ですが、その発泡剤として地球温暖化係数の大きいHFC(通称フロン)を使用しているものがあります。二酸化炭素排出量削減の為には、硬質ポリウレタンフォームのノンフロン化は重要な課題でありますが、多機能で様々な形態で使用される硬質ポリウレタンフォームは、要求される性能も様々であり、ノンフロン化も様々な方向性で進んでいます。
そこで、主に建築分野における硬質ポリウレタンフォームのノンフロン化最新開発動向やその課題について、わかりやすくご説明します。
【キーワード】
1.硬質ポリウレタンフォーム
2.ノンフロン
3.新規発泡剤
【プログラム】
1.硬質ポリウレタンフォーム用発泡剤
1)発泡剤の変遷
2)現在のノンフロン化状況
a)アプリケーションごとの発泡剤とノンフロン化の状況
b)ノンフロン化の難点
3)海外の発泡剤の状況
a)EU圏
b)北米圏
c)アジア圏
2.ノンフロン化硬質ウレタンフォームの特長と問題点
1)シクロペンタン発泡硬質ポリウレタンフォームの特長
2)シクロペンタン発泡の技術的課題
3)水発泡(炭酸ガス発泡)硬質ポリウレタンフォームの特長
4)水発泡(炭酸ガス発泡)の技術的課題
3.ノンフロン化における今後の課題
1)新規発泡剤について
a)硬質ポリウレタンフォーム用の新規発泡剤
b)新規発泡剤用硬質ポリウレタンフォームの開発状況と問題点
2)その他の技術
a)硬質ポリウレタンフォームの難燃化とノンフロン化の関係
b)開発中の技術紹介
【質疑応答】
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第2部 シリカエアロゲルの断熱技術と応用事例
【11:30-12:15】
講師:キャボット・スペシャルティ・ケミカルズ・インク 新規事業本部 テクニカルリーダー
【プログラム】
1. シリカエアロゲルとは
2.シリカエアロゲルの特徴
3.シリカエアロゲルの応用事例
a.深海油田パイプライン用断熱
b.採光断熱窓・テント
c.住宅用内断熱パネル
d.断熱塗料
e.断熱以外の応用例
i.化粧 ii.マット塗料 iii.光学
【質疑応答】
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第3部 建築用有機系断熱材に求められる防火性能とその評価
【13:15-14:30】
講師:(株)大林組 技術本部技術研究所 生産技術研究部 主任研究員
【書籍】
・難燃材料活用便覧 =難燃化の課題と実際技術= テクネット社発行
・建物の火害診断および補修・補強方法 指針(案)・同解解説 (社)日本建築学会発行
【キーワード】
1.コーンカロリー計
2.不燃化
3.有機系断熱材
4.火災
【講演主旨】
建築現場では断熱材に着火して火災に至るケースがあり、時として甚大な被害を及ぼすことがある。こうした火災事例を交え、断熱材に求められる防火性能とその性能確保のための考え方について述べる。また、建築基準法改正により採用された燃焼性試験装置(コーンカロリー計)と他の燃焼性評価装置との違いについても解説する。
【プログラム】
1.防火材料と建築基準法
1-1 燃焼性試験(コーンカロリー計)による評価
1-2 他の燃焼性試験方法との比較
2.有機系断熱材による火災事例
2-1 各種火災事例と特徴
2-2 火災再現実験
3.不燃吹付け断熱材の開発
3-1 開発コンセプト
3-2 開発品の性能評価
3-3 適用事例
4.防火材料開発の今後
4-1 最近の開発動向
4-2 問題点
4-3今後への期待
5.まとめ
【質疑応答 名刺交換】
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第4部 断熱材の耐久・難燃・結露等の試験法と住宅への影響評価
【14:45-16:00】
講師:(一財)建材試験センター 本部 技術主幹
【キーワード】
1.断熱材耐久性
2.断熱性能測定方法
3.高性能断熱材
【講演主旨】
我が国にとって省エネルギーは重要な課題でありそのために用いる断熱材の重要性は言うまでもないが、断熱材もその用途によって断熱性能以外の様々な性能が要求される。各種性能の中でも建物の長寿命化にとって耐久性能は重要であり、長期的に断熱性能が変化する要因や変化の予測手法等を解説するとともに、結露や難燃性等の建物に必要不可欠な性能の試験方法について解説する。また、最も重要な断熱性能にも様々な測定方法があり、断熱材の種類や施工方法などによって最適な測定方法を選定する必要がある。これら様々な測定方法を解説する。
【プログラム】
1.はじめに
1-1 断熱材の種類
1-2 断熱材に要求される性能
1-3 設計値と宣言値・・・関連規格(JIS、ISO等)
1-4 断熱義務化の動向
1-5 断熱材の断熱性能測定方法・・・熱伝導率測定方法、熱貫流率測定方法など各種測定方法
2.断熱材の耐久性
2-1 耐久性がなぜ必要か・・・LCA評価
2-2 断熱材の長期性能変化・・・性能変化要因
2-3 発泡プラスチック系断熱材の長期性能変化・・・実測と予測
2-4 繊維系断熱材の長期性能変化・・・実測と実態調査結果
3.断熱材の難燃性能
3-1 有機系断熱材の燃焼性
3-2 無機系断熱材の難燃性と難燃材・不燃材・・・JIS規格と大臣認定の違い
3-3 構造体の防火性能と耐火性能
4.断熱材を用いた建物の結露
4-1 結露はなぜ問題か・・・内部結露と表面結露
4-2 結露試験方法
4-3 結露計算方法・・・定常計算法と非定常計算法
5.これからの高性能断熱材
5-1 真空断熱材等の高性能断熱材測定における問題点
5-2 高性能断熱材開発のために・・・断熱材の実用化評価指針・・・開発自己評価表
5-3 高性能断熱材測定法開発のために・・・測定法の実用化評価指針・・・開発自己評価表
6.まとめ
【質疑応答】
【登録日】2012.04.19