一般財団法人環境イノベーション情報機構
良質な熱エネルギーを安定供給できる超小型燃焼器(マイクロコンバスター)の開発と応用

非常に小さな空間内で連続的に燃焼を維持して、熱エネルギーの供給を行うことのできるマイクロコンバスターは、携帯機器、無人センサーあるいはMEMSデバイスなどの長寿命・超軽量エネルギー源として近年注目されています。燃焼によって発生した熱エネルギーを直接利用するだけでなく、電気、動力あるいは水素などの他のエネルギー形態への変換といった応用も期待されています。
本講では、まず熱力学・燃焼工学の基礎を述べた後、マイクロコンバスターの特徴や原理について解説を行います。その後、マイクロコンバスターを使ってどのような応用が期待され、どの程度実現されているのかを、具体的な例と最新のトピックスを交えて紹介します。
---------------------------------------------------------------------------
【プログラム】
T. 熱力学と燃焼工学の基礎知識
1.燃焼と熱機関
2.エネルギーとエクセルギー
3.火炎構造と化学反応
4.消炎限界 -なぜ消えるのか-
U. マイクロコンバスターの概要
1.マイクロコンバスターとは
2.マイクロコンバスターの魅力
3.マクロコンバスターの分類と特徴
4.MEMS技術との組み合わせ
V. マイクロコンバスターの原理
1.熱再循環方式(超過エンタルピー燃焼)
2.触媒燃焼方式
3.渦輪燃焼方式
4.強制加熱方式
W. パワーデバイスとしての応用
1.熱電変換コジェネ
2.赤外線エミッタ(TPV発電)
3.ウルトラマイクロガスタービン
4.燃料改質器(水素製造)
X. 様々な応用例
1.燃焼診断への応用
2.材料合成への応用
3.触媒担持技術への応用
【登録日】2011.06.12