一般財団法人環境イノベーション情報機構
気体中の酢酸の定量分析について
登録日: 2007年03月26日 最終回答日:2007年03月28日 大気環境 大気汚染
No.21851 2007-03-26 07:39:23 三太郎
検知管で行なおうと思ったのですが、検出限界を超えてしまう高濃度の酢酸を測定する場合も考え、酢酸を吸引して純水に吸収させ、中和滴定法で定量しようと考えました。ただそこで、純水に酢酸が最大でどれくらいまで吸収できるのかわからず、吸収液の量をどれくらいにしようか悩んでいます。また、吸収液は本当に純水でいいのか、この方法以外に簡単な方法はないかも迷っています。どなたか宜しければアドバイスください。
うまくまとめることができず、わかりづらい点もあると思いますが、よろしく御願い致します。
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No.21874 【A-3】
Re:気体中の酢酸の定量分析について
2007-03-28 11:01:07 きら (
焼却炉やボイラー、工場の煙突から排出されるガスのダスト・ばい煙測定では、酸素濃度をオルザット装置で測定しています。
オルザット装置の吸収液については、このQ&Aの「No.17314 オールザット分析」で紹介されています。
以上、ご参考までに
No.21864 【A-2】
Re:気体中の酢酸の定量分析について
2007-03-27 19:02:39 筑波山麓 (
北川式検知管(No.216S)の測定範囲が1〜50ppm、ガステック式検知管(No.81)の測定範囲が1〜100ppm、(No.81L)の測定範囲が0.125〜25ppmです。これらの検知管の妨害ガスは以下のようになります。北川式検知管では、二酸化硫黄、塩化水素、塩素が(+)の誤差を与え、二酸化窒素は着色境界を不明瞭にします。ガステック式検知管では、塩化水素、シアン化水素、硝酸、塩素、二酸化硫黄、二酸化窒素が(+)の誤差を与えます。
もし、検知管以外で測定するのならば、方法としてガスクロマトグラフ法(NIOSH)、赤外線吸収法、吸光光度法(ヨウ化カリウム法)などがあります。吸収液は、「火鼠」さんの言われるとおり、水吸収でなく、アルカリ吸収を選択すべきでしょう。
しかし、酢酸の許容濃度が10ppmです。10ppmでのどや鼻を刺激し、高濃度の蒸気は、粘膜を侵し、結膜炎、気管支炎を起こします。歯牙酸食症も起こします。検知管の測定上限値100ppm超であるとすれば相当の濃度です。
作業者が、現場に長時間立ち入り、サンプリングを行う正規の測定前に、保護具を着用し、不活性の注射筒又はバッグ(テドラーバッグで良いかどうかは調べてください)に短時間でサンプリングし、これを清浄な空気等で希釈したものを検知管で測定する方法で概算値を把握しておく必要があります。この概算値から、適切な保護具の選択、適切なサンプリング方法、機器、器具、時間等の選択を考えてください。
No.21853 【A-1】
Re:気体中の酢酸の定量分析について
2007-03-26 20:58:21 火鼠 (
まず、この辺の測定方法は、アメリカの規格がいいようです。いっぱい親切に書いてあります。ただ、今時、水吸収で、中和法は、いただけません。1/100Mの苛性ソーダ吸収の液クロマトなんかいかがですか?分析考えるのなら、酢酸の分圧ぐらいは、便覧からでも把握してください。ここで聞く問題ではないと思います。あなたは、分析法を作ろうとしているのですから、回収率も、検討しなければなりません。検知管では、うんぬんいわれてますが。このままのあなたの分析より、わたしなら、検知管での分析を信じますが?
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