環境Q&A

No.14862 【A-1】

Re:計量対象について

2006-02-17 20:38:18 なんちゃって計量士 （

>環境水中に含まれるある有機物を分析し、結果を報告することになり、計量証明書の発行を求められました。
>県の計量センターに質問してみたのですが、「そんなことは計量士が勝手に判断して決めてください」と言われてしまい、困っております。

　すみませんが貴方は計量士ですか？そうでないなら事業場の計量士にお聞きください。

　計量士だとしてお答えします。定期検査を思い出してください。そのときに事業場として計量士が決めた独自の検査はとの質問がこの回答になります。
　つまり、計量事業場として計量士が独自に検査方法を採用して（公定検査法以外の検査法で計量証明を発行する：公定検査法の一部変更を含む）検査手順書を作成し、計量証明を発行することが出来ます。
　当然検査手順を作成するには、数十回（統計的に意味のある回数）の既知の検体を作成しての検査及び測定精度、誤差、再現性、定量可能範囲、考えられる妨害物質のマスキング方法と適用範囲等を検討する必要があります。
　また別途営業判断として今後の開発検査方法による検査の受注の予定及び検査法開発費から検査価格の設定が必要です。
　只、検査を行う手技だけで分析するならば計量士は必要ありません。

結論：計量士は事業場ごとに独自の検査方法による計量証明を発行できる。

注）但し、上記の手続きは都道府県知事に届けてある事業規程等にその手続き方法が記載されていないと、規定違反になり、計量法違反になるのでまず事業規定等の変更手続きが必要です。まず事業規定以下を読んで記入がなければ計量法以下の手続きをしてください。
　計量センターに聞けば変更方法は教えてくれます。

No.14878 【A-2】

Re:計量対象について

2006-02-18 12:46:25 ハングリー （

手続きが面倒でもあり、当社では、ＪＩＳや告示等の公定法がない場合は、計量証明書は発行していません。代わりに、「測定分析結果報告書」を発行しています。したがって、計量士が直接分析を実施していても、書類上は関わっていない、ということになります。
最近、世間を騒がしているアスベストについても、結果表示が（＋）、（−）、（±）といったものですし、測定分析結果報告書を発行することにしています。