一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境Q&A

順位相関の利用に関して教えてください 

登録日: 2006年04月02日 最終回答日:2006年04月02日 環境一般 その他(環境一般)

No.15915 2006-04-02 03:14:35 なんちゃって計量士

筑波山麓 殿

個人名名指しのようで申し訳ございませんがNo.15904でおっしゃっておられる検討方法教えていただけませんでしょうか?

@ 何回かの分析母集団の各測定日の分析値に順位をつけて順位相関を取ると思うのですが、その場合の母集団の異常値の棄却検定の方法。
A 順位相関係数に使用する相関係数(スピアマン、ケンドール)
B 異常値と判断する基準。

自分での確認もせずにお聞きするのは少々虫のいい話かもしれませんが、相関からの異常値発見より良いとのお話ですのでお伺いいたします。
御社のノウハウに関して開示できない部分もお有りかと存知ますが、よろしくお願いいたします。

総件数 1 件  page 1/1   

No.15921 【A-1】

Re:順位相関の利用に関して教えてください

2006-04-02 21:54:41 筑波山麓

なんちゃって計量士さんは、統計学に理解があるので部下の方は幸せでしょう。統計学というものに対する諸先輩の理解がなく、無駄なことをしているように受け取られ苦労をしました。(社)日本環境測定分析協会の中堅技術者向けのテキスト(表題は分かりません)の第1篇-サンプリングの精度管理、第2篇-分析操作の精度管理、第3篇-測定値の精度管理、付録で構成され、その第3篇-測定値の精度管理、3.2.2 順位データに臭気、COD vs BODなどの簡単な実用例(17行ほど)があります。ご存知のように、順位相関は母集団が正規分布する数値データ(距離尺度)では処理できない、カテゴリーデータ(名義データ)、順位データに対して算出できる相関(ノンパラメトリックの相関)の1種であり、学校の成績(英語、算数、国語などの相関)などにも使用されています。
1000文字の制約ですべてを書くことは不可能ですし、専門書を読んでも統計学者でないものには理解しにくいものですので、私が使用した参考書をお知らせします。参考書は、且ミ会情報サービスの統計解析解説書(菅民労著)、および相関分析と関数式のあてはめによる予測(菅民労著)です。この参考書は、ベーシックの時代に購入したソフトの解説書でしたが、例題が豊富でかつ計算式も書かれていますので、今でも重宝しています。もし、入手できなければ、例題が豊富で計算式(中途の計算の解析は不要)も書かれているものを求めると良いです。さて、@については、1年間以上データが集まるまで待ちました。春夏秋冬一巡とn>7で考えました。Aおもに、スピアマン(2変数)、一致係数(3以上の変数)でした。スピアマンは、n>20でT>Z(α/2)、n≦20で表から仮説検定しました(統計書を参考にしてください)。一致係数は、n>7で自由度n−1のカイ二乗分布にしたがうことから仮説検定していました。B相関のある数種の項目のひとつが、他の項目から予想される数値(順位)から、大きく乖離するとき、乖離する確率から判断していました。なお、これらの計算はエクセルを使用して計算できます(例、順位付けはLarge関数など)。以上ですが、このような回答でよろしいでしょうか。
最後に、私は8月に試験を控えており、勉強中なものですから名指しでの質問は勘弁してもらえないでしょうか。

回答に対するお礼・補足

筑波山麓 殿

名指しでの質問、大変ご迷惑をおかけいたしました。

ノンパラメトリック相関を使用されているのが教育界、社会学、株屋さんなどの経済関係の方など、どちらかといえば非正規な統計処理のできないものを無理やり統計学的な手法に強引に持ち込まれているような印象がありましたが、筑波山麓殿がおっしゃるように水質分析のようなどちらかといえば何を計っているかわからないようなものを統計処理するには適切な道具となるように思います。

お知らせいただいた本、著者が独立されて
「EXCEL統計」のための統計分析の本(改定新版)
 著者 管民朗  出版社 株式会社エスミ
増補変更されているようです。著者ご本人がノンパラメトリックに関しては一番詳しく書いたつもりとおっしゃっていました。

余計なことかもしれませんが8月の試験がんばってください。

総件数 1 件  page 1/1