一般財団法人環境イノベーション情報機構

環境Q&A

「コエダメ」の現在は? 

登録日: 2006年05月11日 最終回答日:2006年05月12日 エネルギー バイオマス

No.16422 2006-05-11 11:10:06 うめ吉

 私は「肥溜」の存在を知りません。(農作物への肥料にしていたとか…)
 今、バイオマスの勉強をしていますが、「もったいない主義」がすばらしいことに行きつき、そこで昔の「肥溜」に興味を持ちましたのでどなたかどういった代物なのかご教授お願いします。
 衛生的面や下水の発達、肥料の開発で存在意味がなくなったと思いますが、ハイテクな最新のものはあるのでしょうか?
 
 話はそれますが、わが国では食糧や飼料を輸入し、自給率は低く困ったものですが、その分の残渣や排出されたものはわが国に残る(堆積)?ので明らかに日本全体が悪循環であるとおもいます。ふん尿等からのエネルギーが得られることで将来が明るくなるには「温故知新」と生きたいところです。

 

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No.16434 【A-1】

Re:「コエダメ」の現在は?

2006-05-11 17:45:13 ギヨーカイニンゲン・ベラ


私の知るところによれば
30年代ころ田舎の田畑で見かけました
・一隅にセメントで囲い、蓋をかぶせ、低い屋根で覆いスペースは1坪程度
・人糞を保管し、深さは不明(見たことがない)
肥溜めに落ちた人がいたということを聞いたことがあります

私の実家では肥溜めありませんでしたが
近くの畑に納屋と「堆肥舎」を立てていました
堆肥舎は肥溜めより上等(?)で、小屋のようになってます
堆肥舎には農耕用の牛馬の糞などを保管して肥料としました

ハイテク処理というと
養鶏場や牛馬豚から発生した蓄糞を、メタンガスの発生に
利用することは、知られるとおりと思います

余談ですが
田舎では人糞を野菜など畑にほどこしていました
大根や白菜の勢いが見違えるほどよくなります
そのため、小学生の時には毎年寄生虫の検査(検便)を受けていた記憶があります
同級生もみんな同じようなものでした

不衛生なようですが、そのころの子供たちには
アトピーや花粉症などはありませんでした



回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。
少しですがイメージできました。
都会では無理な話でしょうが、
田舎ではまだ存在している所はあるのでしょうか?
昔は人も自然の一部って感じでいいですね。

No.16438 【A-2】

Re:「コエダメ」の現在は?

2006-05-11 19:24:52 papa

現代の肥溜は下水汚泥の汚泥消化タンクです。
残さを肥料として利用するほか、発生するメタンガス利用の発電は横浜市、大阪市などをはじめ地方都市でも行なわれています。
http://www9.ocn.ne.jp/~ishiryu/index.html
http://www.tohoku.maff.go.jp/baio/top3/c1/yamagata/yamagata.pdf

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。
実際に近代肥溜は稼動しているのですね。
すばらしいです。
下水インフラが整備されれば、扱う発電量も大きいですね。電力は自家消費のようですが、地域還元や下水料金に反映しているのでしょうか調べてみたいです。
 高効率であったら下水料もタダの時代がくるといいですね。

No.16444 【A-3】

Re:「コエダメ」の現在は?

2006-05-12 10:10:17 匿名

 下肥は本当の意味でエコロジカルで環境に優しい有機肥料でした。私の記憶では昭和40年代までは使っている場所もあったように記憶しています。
 使われなくなった一番の理由は、生野菜をよく食べる進駐軍の指導によるものが大きかったと思っています。清浄野菜等という用語を作り化学肥料のみを利用して育てた野菜を推奨して合成窒素肥料の売り込みを図ったものです。また、臭気の問題も大きかったと思われます。進駐軍の彼らにとって、日本に来て一番びっくりしたのは漬け物や醤油、味噌と汲み取り便所のにおいが一番耐え難いと行っていました。
 一部識者は、さも蛔虫などの感染症対策には下肥は使用しないのがよいなどと、間違った評価をしておりますが、きちんと発酵した人糞や尿は、その発酵過程の温度や酸により蛔虫の卵などはその過程で死滅してしまいます。また未発酵の下肥を使うと発酵過程の生成物により作物の根を傷めるので使い方が難しいこともあったとは思います。
 完全に発酵した下肥は殆どいやな臭気もせず、なめてみれば酸っぱくなってわかるものなのですが、最近の変な教育のせいか、自分の畑の土すら口にしない農家にとっては使い勝手の悪い肥料かもしれません。
 また、水洗便所の普及に伴い良い原材料が手に入りにくくなったのも、下肥が作られなくなった大きな要因です。良い下肥は料金も高く、安いものと倍近くの価格差があったとのことです。関東近郊の私鉄などは下肥の運搬量が多くおわい鉄道などと呼ばれたものがあったくらいです。
 ギヨーカイニンゲン・ベラさんのおっしゃっているコンクリート製の肥溜は改良肥溜で戦後になって多くなったもので、昔は大きな瓶や木の樽を土に埋めて使用していました。埋めるのは保温するためで深さは三尺から五尺程度、あまり深いと汲み出すのに労力がかかるので長さ一間の柄杓で汲み出せる以上の深さには作りませんでした。低い屋根を付けるのは雨で薄まらないためと保温のためです。また保温のために周囲三方を低く囲うこともあります。また加温のため、屋根は南側を三十度ほど上げます。季節によっては保温のため表面にわらなどで覆うこともあります。
 使用するには、窒素液肥として元肥、追肥に使用します、また堆肥の発酵促進および改良材として堆肥に振りかけることにも使用します。出来上がった堆肥と下肥を混合して半固形の元肥として使用もできます。

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます
勉強になりました
 きちんと発酵した物は大変良好な代物なのですね。
昔の方式を科学的な説明があるといいですね。  

No.16454 【A-4】

Re:「コエダメ」の現在は?

2006-05-12 20:05:11 コバヤシ

匿名さんの話、勉強になりました。

ところで、私は最寄のコンビニが車で約1時間という山奥の町に住んでいます。
肥溜めの使用状況についてですが、町内のある集落では、少なくとも数年前までは使われていました。
おそらく、町の中心から離れた集落ではまだ使われていると思います。
こだわっている訳ではないようです。

でも、日本にもこんなところがあっても良いかと思っています。

回答に対するお礼・補足

コメントありがとうございます。

 今度時間作って、エコビレッジへ訪れて見たいと思います。はたして私は、コンビニ・ファーストフードや100円ショップなど便利な生活に慣れた環境からどう思うのでしょう?

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