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環境Q&A

石綿石綿石綿・・・大丈夫? 

登録日: 2006年06月01日 最終回答日:2006年06月14日 大気環境 その他(大気環境)

No.16744 2006-06-01 09:27:38 びっくりぎょうてん

 先日、新聞でアスベストによる健康被害と認定された方々が急激に増えたと言う報道を目にしました。今まで、何の保障もされず、どこにどう訴えればよいのか、苦しんでこられた方がこれほどまでいたのかと、改めて驚いた次第です。
 最近、やたらと「アスベスト除去」を看板に掲げている業者さんが増えたように思えます。おそらく、およそ1年前の報道をきっかけにアスベスト除去の需要が急増したのでしょう。ですが、吹付材のような、非常に飛散性の高い建材はともかく、カチンコチンのセメント(?)の中に入っているようなアスベストが今すぐに健康被害を与えるとは考えにくいと思うのですが。。。(経年劣化や、傷等で危なっかしいものは別ですよ)
 私が心配しているのは、数十年すると、今度は、今、アスベスト除去を行っている業者の方の中や、その除去作業現場周辺におられた方の中に健康被害が広がるのではないかと言う事です。
 これだけいっせいに除去作業が行われ、あせって工事すると、どこかでミスが発生しないか心配です。
 危険だからこそ、より慎重に作業を進めていただきたいと願う次第です。

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No.16886 【A-1】

Re:石綿石綿石綿・・・大丈夫?

2006-06-09 17:03:35 素人

ご意見がないので、叩き台として投稿します。
1.まず、現状認識ですが、
(1)飛散性アスベスト
発注者及び排出事業者の意識が高く高い割合で埋立処分されています。
(2)非飛散性アスベスト
これは、破砕するとアスベストが飛散するが、通常の
状態では、安全です。(但しアスベスト含有量は比較的に
多いですが)
しかし、100万t/年 といわれている廃棄物はその
まま破砕されているのが実態だと思います。
現在の状態が40年も続けば、業者のかた及び近隣住民
にその被害が及びかねないと考えます。更に埋立処分
が不足して埋立できなくなります。
2.これからどうなるか。
環境省を中心にして、処分技術が必死に研究され
ています。
多分、この2,3年で現在の埋立より安価な処理方法が
確立・普及されます。その時点で監督行政が非飛散性アスベストの処分に対して厳しい対応がなされると思います。
少し楽天的ですが私はこのように考えますが。

回答に対するお礼・補足

素人様
ご回答ありがとうございます。
最近、アスベスト除去作業の急増により、「空気中の繊維状粒子測定(空気中アスベスト測定)」の依頼が急増しております。つい数年前までは、全く依頼が無かった測定です。一つの工事につき数十箇所から百箇所近くまで・・・。この依頼の急増には、少々驚いているしだいです。それだけ多くの除去作業が全国で一斉に行われているのでしょうね。
 取り外された吹付け材や、建材などは、特別産業廃棄物として、厳しく管理されているので、運搬中に飛散したり、どこか行方不明に...などという事はまず無いと思いますが、除去現場での作業員の方の出入りに伴う周辺への漏洩などは大丈夫なのでしょうか?作業場への出入りには、前室をいくつか設け、そこで段階的に汚染を除いてから屋外に出ることになっていますが、現場でサンプリングをしている者が「?」と思うような光景が以前はしばしば見られたそうです。
 現在では、皆さんの意識も高くなり、こういったことはなくなってはいると思いますが、あまりにも急に需要が増え、不慣れな方々もこの分野に参入していることを思うと、行政の方にはご苦労をおかけすることになりますが、きちんと教育、指導、監視などをお願いしたいと思います。

 取り外された吹付け材や、建材の無害化処理技術や、安全な再利用法の研究をなさっている方々、本当に一刻も早い技術の確立をお願いいたしたいです。一時は、有用な材料として、重宝された物です。できれば無害な物にした上でもう一度何か有効利用できれば良いのですが。

No.16961 【A-2】

Re:石綿石綿石綿・・・大丈夫?

2006-06-14 16:26:02 素人

個人的な意見を述べます。
1.飛散性アスベスト施工事での飛散防止対策
 石綿則は排出事業者にとって、厳しすぎるほど細かく
 かつ詳細に定めているので問題は少ないです。
2.非飛散性アスベスト施工事での飛散防止対策
 アスベストが含まれているか否かが不明なものは
 調査機関に調査を依頼するか、含まれていると看做す
 かのどちらかの選択になりますが、排出事業者として
 は調査機関に依頼する場合、時間を要しかつ費用が
 高価なのが問題です。更に              その費用を発注者に負担して頂けないのが実態です。
 費用の出どころのない場合、排出事業者としては
 アスベストが含まれていないと判断しているのが実態
 だと思います。当然建物所有者は多くの場合含まれて
 いないと主張します。
 例えばリトマス試験紙みたいに簡単・容易で
 かつ納得性にある調査方法が開発されることを切に
 期待しています。
 
 

回答に対するお礼・補足

素人様

いつもありがとうございます。
>時間を要しかつ費用が高価なのが問題です。
ご指摘の通りですね。最近は、急速に分析機関が増えたため、半年ほど前のような「何ヶ月待ち」と言った状況は改善されたと思いますが、どうでしょうか?少なくとも、弊社では、吹付け材や、単純な建材ですと、1〜2週間程度で結果を出しているようです。金額についても、一頃より価格競争が加速してだいぶ安く設定されているようです。ですが、個人的には、石綿分析のために、数千万クラスの設備投資を行ったと聞いており、価格は崩れ始めて採算が取れるのか不思議に思っております。

>更にその費用を発注者に負担して頂けないのが実態です。
そのようですね。営業担当が、一頃よりもかなり値を下げているにもかかわらず、発注元との折り合いがつかず、さらにもう一歩引かざるを得ないとぼやいているのを耳にしました。誰しもが「ごみを捨てるためにわざわざ分析をする」と言うことに納得がいかないのでしょうね。

>費用の出どころのない場合、排出事業者としてはアスベストが含まれていないと判断している...
これは少々驚きの情報です。

>例えばリトマス試験紙みたいに簡単・容易でかつ納得性にある調査方法...
私達も、このような魔法の試験方法があればぜひとも使用したいです!現在のように非常に煩雑な操作を伴う分析ですと、どうしても費用がかさんでしまいますからね。

これからの動向をじっくり見守っていきたいと思います。

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