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環境Q&A

KYT、ヒヤリハット、改善活動の意味合い 

登録日: 2006年06月01日 最終回答日:2006年06月02日 環境一般 その他(環境一般)

No.16748 2006-06-01 11:47:19 さきやま

ヒヤリハットとKYT、
KYTと改善活動、
ヒヤリハットと改善活動、
これらが似た内容で、かぶるのではないかとの質問が出て、回答に困っております。

この3つの活動の明確な目的の違いを立証したいのですが、何か良いアイデアをお持ちの方はいらっしゃらないですか?

ご教授お願いします。

総件数 2 件  page 1/1   

No.16753 【A-1】

Re:KYT、ヒヤリハット、改善活動の意味合い

2006-06-01 16:34:46 一歩一歩の14000

>ヒヤリハットとKYT、
>KYTと改善活動、
>ヒヤリハットと改善活動、
>これらが似た内容で、かぶるのではないかとの質問が出て、回答に困っております。
>
>この3つの活動の明確な目的の違いを立証したいのですが、何か良いアイデアをお持ちの方はいらっしゃらないですか?
>

あくまでも個人的な見解ですが・・・

ヒヤリ、ハット=過去の具体的事例

KYT =ヒヤリ、ハット等の具体例を基に、現状に潜む危険を洗い出す訓練

改善活動 =ヒヤリ、ハット、KYTで顕在化した危険因子の除去活動

とするのはいかがでしょうか?

回答に対するお礼・補足

誠にありがとうございます。

No.16761 【A-2】

Re:KYT、ヒヤリハット、改善活動の意味合い

2006-06-02 08:33:36 中郡之風

>ヒヤリハットとKYT、
>KYTと改善活動、
>ヒヤリハットと改善活動、

>
>この3つの活動の明確な目的の違いを立証したいのですが、何か良いアイデアをお持ちの方はいらっしゃらないですか?

私も私見ですが、基本的には「一歩一歩の14000」さんと同じ考えです。
ヒヤリハットは、実際に体験したり、見たことを、情報として共有化し、かつ、不安全箇所、状態、行動に対して事前に対策を実施することにより事故の未然防止をはかる役割があると思います。
KYTは文字通り「危険予知のトレーニング」ですが、不安全箇所、状態、行動を発見する能力、感性を高める訓練です。机上の訓練の場合もありますが、実際の今日1日の作業を想定し、ミーティングの中で危険作業の急所を出し合い、安全意識を高めたり、事故の未然防止のため、作業方法や段取りを見直したりすることもあるのではないでしょうか。
いずれにせよ、ヒヤリ・ハットやKYTは実際の行動に結びつかないと(問題提起されたことに対して実際に行動に移し、対策をとる・・・・・すなわち改善活動)、その場限りに終わってしまうのではないでしょうか。
良いアイデアはないか、と言うことですが、労働基準監督署やその関連団体あたりが、教育ビデオなどを持っているのではと思います。問い合わせてみてはいかがですか。

回答に対するお礼・補足

ご回答誠にありがとうございます。
あれから我々もいろいろなことを考慮して、下記の様な定義付けをしようと考えています。
これも皆様方のアドバイスのおかげです。誠にありがとうございます。

〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜

ヒヤリハット活動
   ヒヤリ・ハットとは、作業中一歩間違えれば重大事故になったかもしれない失敗、言い換えれば、ヒヤリとした、ハッとした、といった経験を「ヒヤリ・ハット」と呼び、「ヒヤリ・ハット報告書」という形でレポートすることで重大事故を未然に防ごうという活動のことです。

体験ヒヤリと想定ヒヤリ
   ヒヤリとするようなことを実際に体験したものが「体験ヒヤリ」です。
   業務を行っている中で、事前に危険性に気が付いたため、事故や体験ヒヤリまで至らなかったものが「想定ヒヤリ」です。                                                           
KYT
   KYTは現場や作業状況を描いたKYシートを使い、実際フ作業の中に潜む危険要因とそれが引き起こす現象を小集団で話し合い【危険ポイント・重点実施項目】を設定します。 これにより危険に対する感受性を養い、また危険箇所をつぶしていきます。



KYTと想定ヒヤリの違い
  KYT: 危険に対する感受性を上げるためのトレーニングで、グループで実施します。
 (KYTの手法によっては、洗い出した危険箇所の対策まで含みます)
 
 想定ヒヤリ: 個人が気付いた危険を報告書として提出することにより、
 危険箇所の情報の共有化を図ることにあります。 
  (上司が必要と判断すれば、具体的な対応をとることもあります。)



想定ヒヤリとKYTの違いはテーマの決め方と危険要因の把握の仕方にあります。
想定ヒヤリは「危ない」と思うことで直感的に危険要因を把握してしまうことになり、
個人の危険性に対する感受性に直接影響を受けます。

KYTはデジカメ写真を見ながら数人で「ワイワイガヤガヤ」と事故の型を思い浮かべながら
危険要因を把握することになります。
テーマを決める時も、誰彼となく作業内容を思い浮かべながら決めることになると思います。

KYTで危険に対する感受性を高めて、個人の想定ヒヤリがスムーズにできるようになれば
良いと思います。想定ヒヤリはKYTよりレベルが高いです。







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