一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境Q&A

BOD測定について 

登録日: 2006年08月26日 最終回答日:2006年08月27日 水・土壌環境 水質汚濁

No.18091 2006-08-26 08:52:31 初心者

BOD測定について教えてください。
JISを読んでいるのですが、わかりにくいところがあり、教えてください。

培養前の試料のDOを測定するとき、水温は必ず20℃に調整しなければならないのでしょうか?

それと、試料をバブリングする場合、必ず活性炭、過マンガン酸カリウム溶液、水酸化カリウムに通して空気中の汚染物質を除去しなければならないのでしょうか?

よろしくおねがいします。

総件数 3 件  page 1/1   

No.18104 【A-3】

Re:BOD測定について

2006-08-27 15:12:44 筑波山麓

>JISを読んでいるのですが、わかりにくいところがあり、教えてください。
JISは、ある程度基礎的知識・経験がある人を対象に書かれていますので、初心者には分かりにくいところがあるかも知れません。特に、用語、当然知っているだろうと期待されて書かれている部分など。このような疑問を持たれたということは、「初心者」さんは、本当に初心者のようですから、計量証明関係の分析のハウツー本や原理を丁寧に説明してある本を購入することをお勧めします。「JIS試験法解説」、「明解 環境分析技術手法」等を検討してみてください。また、どのような分析でも、原理・原則及びその分析方法が作製された背景・理論をしっかりと身につけて仕事をしなければ、思わぬ失敗につながることがあります。JIS以外の分析法の本も読まれ、よく勉強してください。

>培養前の試料のDOを測定するとき、水温は必ず20℃に調整しなければならないのでしょうか?
ケースバイケースです。運搬中及び保管中は、冷蔵されていることが多いので、試料の水温が下がっています。これをそのままBOD測定に使用しますと、温度によるDOの溶解度の差から気泡が発生し、「負」の誤差を生じます。従って、必ず20±1℃に調整して分析にかかります。しかし、試料の液温が20℃から大きく離れておらず、かつ、100倍以上の高倍率希釈の場合等、希釈後の水温がほぼ希釈液(液温20±1℃)の水温になる場合は、そのまま、分析に供することができます。

>それと、試料をバブリングする場合、必ず活性炭、過マンガン酸カリウム溶液、水酸化カリウムに通して空気中の汚染物質を除去しなければならないのでしょうか?
空気は汚れています。清浄なガラス器具等を空気中に放置しておくと、いつのまにか汚れ、水を漬けると水を弾くようになります。おそらく、あなたもこのような経験をされたことがあるでしょう。これは、空気中の油・有機物がガラス面に付着した結果生じる現象です。従って、バブリングの空気は汚染物質を除去する必要があります。しかし、ある程度の清浄な空気を短時間バブリングするのであれば、省力できるものもあるでしょう。これは、通常のBOD測定作業中に、操作ブランク試験を行ってみてください。「×1」のみの試験なので、すぐにできるでしょう。数回行って、数値に影響がなければ、上司と相談してみてください。

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。
さっそく、教えていただいた本を探します。

No.18096 【A-2】

Re:BOD測定について

2006-08-26 17:11:11 DBサーチャー

このページの右上にあるサイト内検索の枠内に
 BOD 空気 洗浄
と入力して検索ボタンを押すと、47件ヒットします。
空気洗浄の必要性や方法、ノウハウがたくさん記載されているので、
勉強してください。

回答に対するお礼・補足

ありがとうございました。
勉強不足で申し訳ありません。

No.18094 【A-1】

Re:BOD測定について

2006-08-26 14:36:19 なんちゃって計量士

>培養前の試料のDOを測定するとき、水温は必ず20℃に調整しなければならないのでしょうか?>

 水に対する飽和酸素溶解度の水温による変動を御自分で調べてください。
 次に、微小生物の、二十度近傍の細胞活性というか、分裂速度というか、温度による依存性を御自分で調べてください。
 それで、たとえば一度変わると、どんな事が起きるか判断してください。

 ついでに、水温は必ず20℃って、あなたの実験室では正確に計測して恒温にする器械が存在するのですか?
 大変すごいですね?当社には大体20℃を計測する温度計はありますけど・・・ 

>それと、試料をバブリングする場合、必ず活性炭、過マンガン酸カリウム溶液、水酸化カリウムに通して空気中の汚染物質を除去しなければならないのでしょうか?>

 空気は必ず汚染されていますか?
 日本語の問題でしょう?汚染された空気を使えば水も汚染されます。汚染物質の種類と量、必要に応じて使うのでしょう。小学生の質問ですよ。

回答に対するお礼・補足

>水に対する飽和酸素溶解度の水温による変動を御自分で調べてください。
 次に、微小生物の、二十度近傍の細胞活性というか、分裂速度というか、温度による依存性を御自分で調べてください。
 それで、たとえば一度変わると、どんな事が起きるか判断してください。
 ついでに、水温は必ず20℃って、あなたの実験室では正確に計測して恒温にする器械が存在するのですか?
 大変すごいですね?当社には大体20℃を計測する温度計はありますけど・・・ 

言葉足らずで申し訳ないです。温度に対する飽和溶存酸素濃度が異なるのは存じておりますが、私がお訊きしたかったのは例えば夏場に採水してきたサンプル(27℃)を定温に保つ機械(恒温水槽、インキュベータなど)の中につけて20℃になるまで放置しておく必要があるのかということです。
あと、微小生物の細胞活性、分裂速度は各生物に拠ってかなり差があると思いますが、それをサンプル毎にそれぞれ調べるのはかなり難しいのではないかと思うのですが?

 >空気は必ず汚染されていますか?
 日本語の問題でしょう?汚染された空気を使えば水も汚染されます。汚染物質の種類と量、必要に応じて使うのでしょう。小学生の質問ですよ。

当方ではVOCなどを取り扱ってないので必要ないのかと考えたのですが、一般的には空気の汚染除去にどの程度配慮され、影響があるのかを質問させていただいたのですが。

総件数 3 件  page 1/1