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環境Q&A

スズメの雛が見あたらない 

登録日: 2007年07月01日 最終回答日:2007年07月06日 自然環境 野生動植物

No.23387 2007-07-01 06:22:29 スズメの給餌係

バードテーブルで給餌をしていたが雛が見あたらない。

春先にスズメの交尾は確認していたがいまだに雛が見あたらない。

ホームセンターから小鳥の餌を買い与えていた。

2回目の交尾をしている。
しかし、雛・若すずめが見あたらない。
これは変!!・・・

同じことが、有ったら教えて!

2007/07/01現在

総件数 4 件  page 1/1   

No.23388 【A-1】

Re:スズメの雛が見あたらない

2007-07-01 19:41:43 Dr.ゴミスキー

 餌付けと観察行為に敬意を表しますが、地理と地域的な特徴(住宅街、農地、公的な空間、大都市か農村風景か)や周辺に雑木林の有無、野鳥の有無等の情報がありません。

 バードテーブルと巣の関係は??

 情調に流されることなく、自然観察の大切なポイントは?? を考えて下さい。

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございます。

地域的詳細は申しあげられません。
風評被害が恐ろしいから・・・
農村、散村かな・・・近くに雑木林もある

死んでいた野鳥は、・・・
ヒヨドリ・一羽・・2月頃
スズメ・・二羽・・2月と5月

テーブルを訪れた野鳥は、・・・
シメ、
ヤマガラ、ゴジュウカラ、シジュウガラ、コガラ
ヒヨドリ、スズメ、
アカゲラ、
アオジ、(庭木に訪れた)

梅の木には、ウソも来ています。
シジュウカラは庭石の凹みで水浴びもする。
スズメは、陽当たりの良い南面のイチイの垣根付近で砂浴びもしています。

バードテーブルの餌は、・・・
豚の挽肉
麻の実
小鳥の餌・・・剥き餌、皮付き餌
お米
イチイの実をついばみにシメが訪れる

自宅巣箱は、2ヶ所にすずめが巣作り
物置の軒先に1ヶ所巣作り
近くの民家に2ヶ所巣作りしております。

隣町の親戚には、すずめの雛がテーブルにきます。

No.23446 【A-2】

Re:スズメの雛が見あたらない

2007-07-04 13:19:34 環くん

野生では、鳥のヒナが無事に巣立つ確率は、想像以上に低いものです。
種にもよりますが、大ざっぱに言うと、
100個の卵が産まれたとすると、
・20個は孵化さえしません
・20個は孵化はしますが巣立ち前に死にます
・40個は孵化し、巣立ちますが、一歳になる前に死にます
ということで、
100個の卵のうち、一歳まで育つのは多くても20羽くらいです。

つまり1つの巣に5個卵を産んだとしても、
1羽も巣立たない・・・ということも珍しくないのです。

質問者様は、十分に餌をあげていたのに・・・と、
不審に思われているのでしょうが、
餌が十分であっても、死亡することは多々あります。
たとえば病気や天敵。
一羽が病気にかかれば、当然他のヒナに感染することがありますし、
ネコ、カラス、ヘビ等に狙われれば、
一つの巣のヒナが丸ごと食べられても不思議はありません。

よって、あなたの自宅周辺という狭い範囲だけであれば、
巣立ちしたヒナが見られなかったとしても、異常ではないと思いますよ。
ご安心下さい。

回答に対するお礼・補足

「スズメの雛が見あたらない」
「そんな地域があったら教えて」
これが質問内容です。

広域的に調べています。
200km圏内とか
県全域とかの範囲です。

バードテーブル付近で、
スズメが数百匹死んでいることが報道された地域もありました。

餌か!
鳥インフルエンザの影響か!
農薬か!
何が影響しているか判らないが
全国でそのような現象が出ている地域はありませんか?

なければ地域的現象であるし、
影響は小さいのではかと思われます。

餌は量販店で購入し冬期間のみ給餌しています。
産地表示は公表できません。

No.23475 【A-3】

Re:スズメの雛が見あたらない

2007-07-05 09:28:52 環くん

私の回答でご気分を害されたのでしたら申し訳ありません。
ただ、更なるお節介と知りつつ、重ねて申し上げたいのですが、
「そういえば今年はヒナ見てないね」というのは多分に主観的なもので、
(今年の夏は暑い、今年のカゼはたちが悪い、というのと同じ)
そういう不確かな情報をネット上でいくら集めても、
判断材料にはならない、ということはご認識頂きたいと思います。
ご自身できちんと統計的に意味のある個体数調査を行うか、
ヒナの死骸を探して病理検査してみないと、
何ら意味のある結論は得られないと思いますので・・・。

ちなみに、質問者様の触れられている「スズメが数百匹・・・」は、
4月頃に北海道で報じられていた「スズメの大量死」のことでしょうか?
もしそうであれば、ちょっと誤解があるようです。

このケースでは、確かに数十羽まとめて死んでいたケースも数件あったようですが、
報道されてから「そういえばウチも・・・」と情報が集まったため、
トータルの数が「大量」になってしまった、と聞いています。
通報の九割方は、一件当たりの死亡数が数羽程度のケースにすぎず、
また北海道の場合は融雪後に発見されたものも多々ありますので、
同時期に一斉に死亡したわけでもありません。

結局、この北海道の件は、いずれのケースも病理検査で病原体や薬物の検出はされず、
「全道で同一原因によって死亡したわけではない」と結論づけられています。

ちなみに私の知る範囲(首都圏)では今年もスズメのヒナは巣立っていますよ。
(「例年なみ」なのか「例年より少ない」のかは分かりませんが)

回答に対するお礼・補足

貴方様は大変紳士(淑女)でいらっしゃます。
御回答ありがとうございます。

異変は、鳥インフルエンザなどではないと思っています。
農薬でもない。・・・従来の農薬使用量に変化がない。

いま、話題になっている外国からきた野鳥の餌の影響なら全国的な現象と思い情報を収集して居る次第です。

一過性の問題かも知れません。
給餌を開始し、観察を継続して見ます。

片足のアオジを見たり
指6本の赤ちゃんが生まれてきたら
(縫合手術で5本にする)
何か自然環境がおかしいと
思うのは当然でしょう。

まず、自分の身のまわりの自然をじっくり、
皆さんも観察して見る必要があるのでは?

スズメだけでなく、何か自然環境に変化があったら教えて下さい。


No.23520 【A-4】

Re:スズメの雛が見あたらない

2007-07-06 12:12:36 環くん

しつこいとお思いでしょうが、自然保護に関わる者、そして科学者の端くれとして申し上げます。
もちろん観察は大事ですが、そこで疑問に思ったことをきちんと証明するには、
ただ見ているだけではだめです。
きちんと検証実験を計画しましょう。

質問者様は、農薬や病気ではなく、ある特定の餌が原因とお考えなのですね?
となると、野鳥に餌をやるという検証実験には、
意味がありませんし、問題が生じる可能性もあるので、お止め下さい。

理由1.「野外で餌をまいたら野鳥に異常が出た」と言っても科学的証明にはならない
実験には、検証する要因(ここでは餌)以外の要因は完全にコントロールする必要があります。
そうしないと「他に死ぬ原因があったんじゃないの?」と言われれば、
反論できないからです。

理由2.異常個体が出たとしても、野外では個体を見つけることが難しい。
野鳥は餌台の近くで死ぬとは限りません。
というより、質問者様の目に付くところで死ぬ(あるいは異常が出る)可能性は、
非常に低いと考えられますので、検証が難しくなります。

理由3.万一その餌に本当に問題があれば、野外でどの程度影響が広がるか予測できない。
野鳥に影響が出れば、当然それを捕食する動物にも影響が出る可能性があります。
また、その異常が遺伝するものであれば、何年間も異常が続く可能性があります。
いくら検証のためとはいえ、そんな実験を正当化することはできません。

ということで、もし質問者様が本当に検証をしたいとお考えなのであれば、
野鳥ではなく、ペットの鳥で実験して下さい。
そうすれば、問題の餌を与えるグループと、別の餌を与えるグループを作り、
他の条件(環境、水、病気感染の可能性など)を一定にして、対照実験ができます。
また、異常が出た場合、その個体を速やかに病理検査に持っていき、
死亡原因を検証することができます。

私程度の「なんちゃって科学者」さえ簡単に反論できるような実験をしても、
公的機関が問題を認識することはないでしょう。
どうせ検証するなら、反論の余地がない実験を設計し、証拠を集めるべきです。

回答に対するお礼・補足

種々ご心配いただいておりますが、
にわか愛鳥家ではないので、ご心配いりません。

悪しからず。




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