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環境Q&A

RoHS指令の根拠となった環境負荷情報について 

登録日: 2007年10月15日 最終回答日:2007年10月17日 健康・化学物質 有害物質/PRTR

No.25371 2007-10-15 04:25:41 マリリン

RoHS指令の規制設定となった根拠となる環境負荷情報についての文献などご紹介いただければ幸いです。
・なぜ、6物質なのか。
・定量的もしくは定性的情報
・論文、調査など

よろしくお願いいたします。

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No.25393 【A-1】

Re:RoHS指令の根拠となった環境負荷情報について

2007-10-16 20:16:24 Dr.ゴミスキー

 海外の情報を生活の糧にしている人たちがいます。
 その方々に敬意を示しため、多くは紹介しません。

 日経エコロジーや月刊廃棄物等の環境関連の雑誌を丹念にお読みなるとヒントが得られるでしょう。

回答に対するお礼・補足

コメントをありがとうございます。
できればRoHSの初期の議論について、もと文献をお教えいただければ幸いです。

No.25399 【A-2】

Re:RoHS指令の根拠となった環境負荷情報について

2007-10-17 00:07:53 matsu

ご期待には添えないと思いますが、前提についてコメントします。RoHSは環境負荷低減に寄与していないだろうと思いますし、環境リスク管理になっていないので名目はともかく環境負荷情報から対策として派生したとも思えません。
>RoHS指令の規制設定となった根拠となる環境負荷情報について
RoHSは、環境負荷防止というより、廃棄やリサイクルの障害を取り除こうとして制定していると思います。鉛の環境放出を低減したいのならば、家電中の存在量を削減するという廃棄前提の対策でなく、自動車のバッテリー回収率を上げたほうが効率的だったはずですね。
> の文献などご紹介いただければ幸いです。
>・なぜ、6物質なのか。
科学技術委員会が、多量に使われている物質のうち経済的に代替可能な代替技術が存在すると判断した6物質を選んだと考えたほうが、すっきりするかもしれませんね。
>・定量的もしくは定性的情報
>・論文、調査など
RoHSフリー製品の耐久性や、家電製品の発火事故の欧米間の差などで、RoHS対策品の負の側面も見たほうが良いです。家にあるドイツ車がプラスチック部品が良く壊れるので私が偏った見方をしているのかもしれませんが。

回答に対するお礼・補足

さっそくのコメントをありがとうございます。

科学技術委員会が、多量に使われている物質のうち経済的に代替可能な代替技術が存在すると判断した6物質を選んだと考えたほうが、すっきりするかもしれませんね。

→そういった議論があったかどうかを確認したいと思います。

No.25402 【A-3】

Re:RoHS指令の根拠となった環境負荷情報について

2007-10-17 09:12:24 cerha

お世話になります。私も詳しくは知りませんし不十分だとは思いますが、把握している範囲での参考情報をコメントさせていただきます。(すでにご存じの内容である可能性高いですし、間違っているかもしれませんが、もしそうでしたらすいません。)
6物質の選定理由について、その中で臭素系難燃剤の中からのPBDE(Penta−、Octa−)の選定にあたっては、EU-Regulation 793/93/EEC(既存化学物質の評価、管理に関する規則)によるEUリスクアセスメントの評価結果に基づいているようです。(2005年にEUがDeca−BDEの除外を決定したのも、このEUリスクアセスメントにおいて継続的使用に問題はないとの判断が出されたことよるとのことです。)ただし臭素系難燃剤がRoSHでの規制候補にあがったそもそもの理由は申し訳ありませんが把握してません。(もちろんPBBs、PBDEについては、一般的な話として体内蓄積性が高く、また焼却による臭素化ダイオキシンを発生の疑いなどの有害性が理由のひとつではあるわけですが・・・。)
確かに私自身も今まであまり気にせずに有害性が高いから使用が制限されているのだろうと考えていたRoSH6物質やELV4物質ですが、多くの有害物質の中からあえて選ばれた本来の理由はよくわかっていませんでした。(代替の可能性から逆に選んだのではとのmatsuさん見解はなるほどと思いました。)
私も以前どこかで聞いた話しで、RoSHやELVでは禁止物質を例えば「鉛及びその化合物」などというように化学物質単位でなく元素(を含む)単位で規制しようとしてあとから(技術面からの産業界の混乱を避けるため)除外規定を多く設けていき結果として逆に法規対応に煩雑さを増大させてしまったなどの問題を聞いたことがあります。
以上、文献の紹介もできず、また一般的な話ししかできず(また間違っている部分もあるかもしれず)申し訳ありませんが、参考までにお願いします。

回答に対するお礼・補足

環境リスク評価についてのコメントをありがとうございます。以下、EUリスクアセスメントの評価を拝見したいと思います。

>EU-Regulation 793/93/EEC(既存化学物質の評価、管理に関する規則)によるEUリスクアセスメントの評価結果に基づいているようです。(2005年にEUがDeca−BDEの除外を決定したのも、このEUリスクアセスメントにおいて継続的使用に問題はないとの判断が出されたことよるとのことです。)

No.25410 【A-4】

Re:RoHS指令の根拠となった環境負荷情報について

2007-10-17 14:46:01 cerha

ふたたびお世話になります。
EUリスクアセスメントの件、下記のECB(欧州化学品局)のORATS(Online European Risk Assessment Tracking System)で見つかると思いますので参考までに。
http://ecb.jrc.it/esis/index.php?PGM=ora
プルダウンメニューで「Full list」を選択するとRAの対象になった141物質のリストが出てきます。
ちなみにDeca−BDE(CAS No.1163-19-5)はNo.78に出てきます。(Penta−ならNo.128、Octa−ならNo.129。)
「Summary」や「FinalRAR」などのところの「>view」で中身が見れるかと。
以上、簡単ですが参考までに。

回答に対するお礼・補足

cerhaさん
役立つDBのご紹介をありがとうございます!
EC全体が網羅されているのですね。
こういったことがRoHSの議論に反映されているかどうかも併せて調べたいと思ってます。

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