環境Q&A

No.26607 【A-1】

Re:臭素系難燃剤：TBBPA、HBCDDについて

2008-01-17 17:22:17 旅人 （ZWl5f24

ＰｏＨＳ指令に指定されているからじゃありませんか？

No.26613 【A-2】

Re:臭素系難燃剤：TBBPA、HBCDDについて

2008-01-17 21:04:11 筑波山麓 （ZWl7b25

「介（すけ）」さんへ。

ヘキサブロモシクロドデカンは、化学物質審査規制法第1種監視化学物質です。製造又は輸入の許可、使用の制限等の措置が規定されています（テトラブロモビスフェノールＡは、３種監視です。神奈中ＩＳＯさんありがとう）。

http://www.houko.com/00/01/S48/117.HTM#s3

ヘキサブロモシクロドデカンは、高濃縮性物質であることから環境中に多量に存在する場合には生物の体内に蓄積される可能性が指摘され、水質、底質及び水生生物における実態把握が必要と報告され、テトラブロモビスフェノールＡは、デカブロ代替品であり、エレクトロニクスの好調に加え、中国市場の急拡大が原因で、国内、アジア地域でいずれも二ケタ台の伸びです。臭素系難燃剤の現時点での代表物質であるにもかかわらず、過去に大気の調査が実施されていないことから、実態把握が必要とされています（平成１６年度）。

http://www.adk.co.jp/ir/news/20051104_2.html
http://www.frcj.jp/data/youto1.html
http://www.nihs.go.jp/mhlw/chemical/kashin/kisei/class1.html

また、ヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)やデカブロモジフェニルエーテル(DeBDEs)を使用した難燃(防炎)繊維加工工場からの排出ガス、排出水等、建屋内空気及び施設周辺の環境大気、降下ばいじん、公共用水域の水質及び底質のうち、排出ガス１検体を除く全ての検体で臭素化ダイオキシン類が検出されています。

テトラブロモビスフェノールＡ(TBBPA)またはTBBPA系難燃剤を製造している難燃剤　製造工場の排出ガス、排出水等、建屋内空気及び施設周辺の環境大気、降下ばいじん、公共用水域の水質及び底質の全ての検体から臭素化ダイオキシン類が検出されています。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/jec/ecinfo/kagakubussitu/daiokisinn/daiokisinn_ha_17.htm

以上の経緯から、「調査依頼が右肩上がりで増加しています」のではないでしょうか。

No.26628 【A-3】

Re:臭素系難燃剤：TBBPA、HBCDDについて

2008-01-18 16:23:57 神奈中ISO （ZWla5f

少しだけ補足させて頂きます。

PoHSについてRoHSと間違える人がいるかもしれませんので
以下を参考にして下さい（ノルウエーの規制です）
http://j-net21.smrj.go.jp/well/rohs/column/056.html

細かいようですが、TBBPAは3種監視のような？以下参照
http://www.bsef-japan.com/index/2006/07/19-140555.html

以上A-1、A-2回答者様の回答にありますような背景により
既に規制を決定又は検討している国があるため、
大手企業がグリーン調達基準で監視や削減対象とする例が増えているようです。