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環境Q&A

【エコエコ】省エネ家電は本当に省エネか?【アザラク】 

登録日: 2008年03月06日 最終回答日:2008年03月09日 エネルギー 省エネルギー

No.27182 2008-03-06 06:38:14 ZWl611d ケージ

私は、6年前に結婚しました。そんな訳で我が家の家電製品は
すべて、使用期間6年です。
自分で言うのもなんですが、私はどんな物でも、手入れをしながら
大事に使うのが好きなたちです。
そんな訳で、どの家電も何の問題も無く使用できます。
しかし、先日家電量販店の店員さんに聞いた話では、我が家の
家電なんて、省エネの点から見ると全然駄目だそうです。
環境問題に関心があるなら、ぜひ省エネ家電に買い替えるべきだそうです。
”省エネルギーセンター”と言うところも、それを推奨しているんだそうです。

そうなのでしょうか?

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No.27184 【A-1】

Re:【エコエコ】省エネ家電は本当に省エネか?【アザラク】

2008-03-06 19:51:54 コロ (ZWl4d2d

 家電にも車にも言えることですが、古い物を大切に使い続けるという行為は否定されているかの如き状態ですよね。
 販売する立場としては、古い物を大切に使い続けられるよりも新しい物をたくさん買ってもらいたいでしょうから、当然そう言うでしょう。
 しかし、省エネ性能は良くなっているのでしょうが、LCAで考えた場合どうなんでしょうね。新しい物を次々と買い替えて、その省エネ性能で廃棄や製造に係るコストやエネルギーの元を取れるのでしょうか。古くなって買い替えが必要になった場合に、より省エネ性能に優れた製品を買えば良いのだと私は思います。
 それはそうと、省エネ性能が良くなっているといっても、50インチとかの大画面テレビがどれほど省エネなのでしょうか。年々大型化していますね。

No.27186 【A-2】

Re:【エコエコ】省エネ家電は本当に省エネか?【アザラク】

2008-03-06 20:37:26 たそがれ (ZWla61d

コロ さんと同意見です。

この分野には詳しくない私ですが、このような店員の話がうさんくさいことだけはわかります。
環境問題に関心があるなら、今使っている家電をじゃんじゃん廃棄して、省エネ家電に切り替えるべきなのでしょうか。
ランニングコストのみからくる省エネしか考えていないのだと思います。

No.27187 【A-3】

Re:【エコエコ】省エネ家電は本当に省エネか?【アザラク】

2008-03-06 21:29:23 万田力 (ZWl3b51

 ダイオキシンが騒がれだした頃、塩化ビニル製品の排斥運動がありました。
 塩ビは燃やさなければダイオキシン源にはなりませんが、当時マスコミは塩ビの排斥にやっきになり、それを真に受けた市民は、まだまだ使える塩ビ製品をこぞって廃棄しました。
 その挙げ句、塩ビ製のバッグや財布が、その寿命を全うさせれば廃棄(焼却)に伴うダイオキシンは数年のスパンで分散して発生したはずなのに、結果的に短期間で集中的に発生させることとなりました。急いで廃棄しようと天寿を全うさせて処分しようと、ダイオキシンの発生総量は変わりません。
 折角この世に生まれたものを、なぜ天寿を全うさせてやらないのでしょう。
 この世に生を受けたものは、その寿命を全うさせてこそ地球にやさしいライフスタイルだと思いませんか?
 そうそう、ブランド商品のルイ・○トン、アレって革製品だと思っていたんだけど、どうも塩ビらしいんだよね。

No.27190 【A-4】

Re:【エコエコ】省エネ家電は本当に省エネか?【アザラク】

2008-03-07 09:12:55 しん (ZWla41d

提案ですが、
使えるうちにリサイクルショップで下取りしてもらい。
新しいのを買う時の足しにするのはどうでしょうか?
廃棄するのにお金かかりますから、廃棄費用がかからないなう上に、ちょっとでもお金もらえるとうれしいです!

あと、省エネ商品が必ずしも省エネになるとはいえないみたいですね。

No.27212 【A-5】

Re:【エコエコ】省エネ家電は本当に省エネか?【アザラク】

2008-03-09 14:41:11 まき (ZWlae3e

仮に、今までの製品より30%省エネの新商品ができたとします。製品の製造にかかるエネルギーが一緒だとすると、今までより、30%の二酸化炭素削減になるわけですね。
でも、もう少し考えてみてはどうでしょうか?(あくまで私見です。間違ってたらどなたかご意見下さい)

まずは、製品の製造について。
まだ使える製品の替わりに新製品を買う、ということはそれだけ年間生産台数が増えるので、社会全体では、買換え期間が短くなった分だけエネルギーが増えるはずです。万田力さんのおっしゃるように、天寿を全うさせてあげないとその分だけ環境負荷が増えることにつながります。ただ、ライフサイクルアセスメント(LCA)の研究によれば、家電製品などの長期間使うものは、製造より使用時のエネルギーがはるかに大きいそうですが。

次に、使用済みになった製品について。
@リサイクルの場合:製造ほどにはエネルギーがかからないそうです。また、冷蔵庫やエアコンの場合はフロンを使っているので、家電リサイクル法でリサイクルされれば、温暖化ガスの排出は防げます。
A国内リユースの場合:上の想定では、中古品の普及率に30%を掛け合せた分だけ削減効果がある、ということになります。ただし、国内リユースの条件は、製造後5年以内で新品同様の美品だそうですので、普及率は低い(1%未満)そうです。
B海外リユースの場合:これが一番多そうですが、国内リユースと事情が異なります。中国など途上国の電気は、大気汚染や温暖化の問題が大きい石炭火力のことが多く、電力使用量のアップは環境問題に直結します。つまり、「省エネ」として買い換え品を安易に海外リユースに回せば、それだけ相手国で問題を抱えることにつながるということです。むしろ日本で今の製品を使い続け、途上国で省エネ新製品を使った方が、地球環境全体には優しいのかもしれません(ありえない話ですし、それで総台数が増えてしまえば元も子もないですが)。
また、回収された製品が海外で不適正な処理で環境汚染を起こしている事例が、取り上げられていました。
例えば「ナショナルジオグラフィック(本年1月号)」
http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/magazine/0801/feature02/index.shtml
こうした点にも気をつける必要がありそうです。

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