原子吸光でのロジウムメッキ液の濃度測定で
登録日: 2008年06月04日 最終回答日:2008年06月09日 水・土壌環境 その他(水・土壌環境)
No.28216 2008-06-04 10:38:23 ZWlb435 幽
はじめまして、
現在仕事で、メッキ液の濃度測定をしております。
その中に、ロジウムメッキ液があるのですが
(成分的には硫酸ロジウムだそうです)
標準液を調整して、既知濃度のロジウムメッキ液(原液ですね)
50g/Lを測定するのですが、吸光度が
0・2・5・10ppm設定で参考になる資料データの半分しか出ません
(しかも検量線が他の金属はちゃんとまっすぐなのにズレてしまう;)
当然、サンプル既知濃度も半分以下にしか出ない事に。。(20mg/Lほど)
商品濃度が、間違っているなんて、、(5ppm濃度に調整して測定しました)
メーカーの方とも何度も話しているのですが
どうにも改善しないのです;
標準液をサンプルとして測定しても同じような値が出ます
濃度調整法も見てもらいましたが間違ってませんでした。
ロジウムは金や、コバルトより感度が低いとは聞いてますが
最初にやった0・1・2・3ppm調整での吸光度と
0・2・5・10ppm設定での2ppmの濃度は変わらないので
感度が問題ではないと思います。
後何をすればいいのやら・・・orz
ちなみに、金、コバルト、ロジウム中の銅などはちゃんと測定できます。
原子吸光の機種は島津製所AA-6300です。
ここまで検量線濃度がズレると悲しい、、
お返事いただけたら嬉しいです;
総件数 4 件 page 1/1
No.28218 【A-1】
Re:原子吸光でのロジウムメッキ液の濃度測定で
2008-06-04 13:29:34 これからISO (ZWlb353
・吸光度が資料とは異なる
・メッキ液中のロジウム濃度がメーカー発表と異なる
で、よろしいですか?
>検量線濃度がズレる
ここの意味はよくわかりません。
ロジウムを原子吸光で分析したことはないので
一般的な話になりますが、以下の項目を再確認
してください。
検量線溶液の作成
・濃度の計算ミス
・酸濃度の低下
単に標準原液を希釈しただけでは、酸濃度が
低下して金属濃度の安定性が低下することが
あります
原子吸光装置(方法をフレーム法として)
・カソードランプの電流
・分析条件(分析波長、バーナー高さ、燃焼ガス、
助燃ガス量 他)
・濃度の入力値
まさかとは思いますが、濃度計算で「硫酸ロジウム濃度」と
「ロジウム濃度」は明確に区別出来ていますよね?
もしもメッキ液中のロジウム濃度が正しいと仮定するなら
なんらかの作業ミスの可能性が高いと思います。
No.28249 【A-2】
Re:原子吸光でのロジウムメッキ液の濃度測定で
2008-06-06 05:26:12 たそがれ (ZWla61d
それとも検量線の直線性は良好(これでも正しいとは言えませんが)なのに未知試料を測ると公証値と異なるので検量線がダメ、と表現されているのでしょうか。
ここが最も基本であり、わからないところです。
この程度なら、しっかりコメントしていただければ問題の解決は早いと思います。
No.28270 【A-3】
Re:原子吸光でのロジウムメッキ液の濃度測定で
2008-06-08 19:49:29 火鼠 (ZWl8329
金より感度が低い?でしょうね〜解離温度高そうだもの。原子吸光で2桁の直線性はえられるのでしょうか?原子吸光は、ダイナミックレンジが狭いと思うのですが?0〜から10ppm?無理では??ましてや。金より感度が無ければ、1〜10ppmも無理では?ほとんど、機械のPCによる補正値に翻弄されているだけではないでしょうか?白金族は、バックグランドが大きいわ、解離はしないわで、原子吸光でやること自体にむりがあるのでは、ないでしょうか?50ppm〜100ppmm程度の範囲でみるなら、まだ理解できますが??
いっときますが〜銅は、原子吸光の中では。一番いいデータをくれる優等生だと思いますが。その辺どうでしょうか?
No.28284 【A-4】
Re:原子吸光でのロジウムメッキ液の濃度測定で
2008-06-09 22:15:10 筑波山麓 (ZWl7b25
>はじめまして、
>現在仕事で、メッキ液の濃度測定をしております。
>その中に、ロジウムメッキ液があるのですが
>(成分的には硫酸ロジウムだそうです)
>標準液を調整して、既知濃度のロジウムメッキ液(原液ですね)
>50g/Lを測定するのですが、吸光度が
>0・2・5・10ppm設定で参考になる資料データの半分しか出ません
>(しかも検量線が他の金属はちゃんとまっすぐなのにズレてしまう;)
>当然、サンプル既知濃度も半分以下にしか出ない事に。。(20mg/Lほど)
>商品濃度が、間違っているなんて、、(5ppm濃度に調整して測定しました)
>メーカーの方とも何度も話しているのですが
>どうにも改善しないのです;
>
>標準液をサンプルとして測定しても同じような値が出ます
>濃度調整法も見てもらいましたが間違ってませんでした。
>
>ロジウムは金や、コバルトより感度が低いとは聞いてますが
>最初にやった0・1・2・3ppm調整での吸光度と
>0・2・5・10ppm設定での2ppmの濃度は変わらないので
>感度が問題ではないと思います。
>
>後何をすればいいのやら・・・orz
>
>ちなみに、金、コバルト、ロジウム中の銅などはちゃんと測定できます。
>
>
>原子吸光の機種は島津製所AA-6300です。
>
>ここまで検量線濃度がズレると悲しい、、
>お返事いただけたら嬉しいです;
>
「幽」さんへ。
質問の内容からフレームなのか?フレームレス(グラファイト炉、ファーネスとも言う)なのか?いまひとつ理解できません。
また、「参考になる資料データの半分しか出ません」が、自ら実施した検量線と比較してなのか?メーカー又はどこかから引用したデータと比較してなのか?不明です。
したがって、一般論で回答します。
「既知濃度のロジウムメッキ液(原液ですね)」ということですが、濃度から考えて、硫酸ロジウムの純品ではないですよね。そうすると、夾雑物(妨害物質含む)の影響により、質問のような結果になった可能性が考えられます。
「後何をすればいいのやら・・・orz」に対する回答は、
@ ロジウムメッキ液(原液ですね)を湿式分解したのちに、酸で溶解し、そのまま原子吸光分析に供する。又は溶媒抽出後、原子吸光分析に供する。
A ロジウムメッキ液(原液ですね)に標準液を添加して測定する標準添加法を用いる。
が考えられます。
総件数 4 件 page 1/1