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環境Q&A

銅鉛合金について 

登録日: 2009年02月02日 最終回答日:2009年02月02日 健康・化学物質 有害物質/PRTR

No.31124 2009-02-02 15:29:40 ZWlc059 カズ

困ったときに利用させていただいています。
C3604快削黄銅の場合はRoHSでは適合除外項目になっていますが、
JIGでは適合除外項目がありません。
JIGに基づいたグリーン調達ガイドラインを作成のお客様には
鉛の含有ありと報告していますが、
合金中に含まれる鉛も将来的に規制されていくのでしょうか?
鉛レス真鍮等出回っていますが、まだ価格が高いようですが、
切替えを検討する必要があるのでしょうか?

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No.31130 【A-1】

Re:銅鉛合金について

2009-02-02 21:14:27 todoroki (ZWl7727

>困ったときに利用させていただいています。
>C3604快削黄銅の場合はRoHSでは適合除外項目になっていますが、
>JIGでは適合除外項目がありません。
>JIGに基づいたグリーン調達ガイドラインを作成のお客様には
>鉛の含有ありと報告していますが、
>合金中に含まれる鉛も将来的に規制されていくのでしょうか?
>鉛レス真鍮等出回っていますが、まだ価格が高いようですが、
>切替えを検討する必要があるのでしょうか?
***************************************************************
自動車業界、自動車部品業界などでは、
既に「将来的に規制」ではなく、
「将来はなるべく使わない」という方向に舵を切っています。
参考資料例→
http://www.denso.co.jp/ja/aboutdenso/purcha/green/meeting/files/document080922.pdf

回答に対するお礼・補足

todorokiさん、参考資料の紹介、どうもありがとうございました。

No.31134 【A-2】

Re:銅鉛合金について

2009-02-02 23:46:48 cerha (ZWla613

お世話になります、回答になってませんが、以下参考までに。
RoHS指令のArticle5:Adaption to scientific and technical progress(第5条「科学および技術的な進歩への適応」)の(c)において
http://eur-lex.europa.eu/LexUriServ/LexUriServ.do?uri=CELEX:32002L0095:EN:NOT
付属書の適用除外項目は、4年ごとに科学的・技術的に代替化が実施可能(環境や人の健康や消費者の安全への悪影響を上回らないで)と判断されれば削除する方向の見直しが行なわれる、とあるかと思います。ということは、鉛非含有の快削黄銅への代替化が技術的に可能と判断されれば、適用除外からはずされる改正が行なわれる可能性があるということかなと。
ただしtodorokiさん紹介の資料にもあるように、自動車業界のELVでは、現状ではまだ代替化困難と言われている高温はんだを含む鉛含有はんだの切り替え期限が設定されてしまったという例もありますし・・・あるいはこういった改正の動きには環境保護団体と産業界の綱引きが影響するという噂もあるようですし・・・。除外用途で救われている規制物質については、やはり可能なら使用しないことが望ましいかなと思うし、かといってあまり先走った動きをして仕入先などを混乱させるのよくないですし・・・・法規動向、業界動向を見ながら検討程度は進めておいてもよいかなとは思います。
なおJIGで除外項目がないのは、JIGでは全面禁止という意味でないので、除外用途であっても含有しているならきちんと申告しまた含有製品情報を管理しておき、上記のような法規改正での将来的な規制の可能性に備えておくという意味合いなのかなと。
回答になってなくてすませんが、以上参考までに。

回答に対するお礼・補足

cerhaさん、回答ありがとうございます。
適合除外だからといって安心はしていられないですね。
法規制動向、業界動向を見ながらにはなりますが、
材料変更の検討を進めてみたいと思います。

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