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環境Q&A

RQフレックスによる可給態リン酸とカリウムの分析 

登録日: 2009年05月18日 最終回答日:2009年05月19日 水・土壌環境 その他(水・土壌環境)

No.32169 2009-05-18 21:08:03 ZWlc343 ロボ嶋さん

反射式光度計RQフレックスを使って土壌のリン酸とカリウムの分析をしたいと考えていますが抽出の方法が分りません。

アンモニア態窒素と硝酸態窒素をRQフレックスで既に分析したのですが、これらについては、10%塩化カリウム液で抽出を行いました。

しかしながら、リン酸やカリウムについては塩化カリウム液で抽出する訳にはいかないので、どうしたらいいかと悩んでいます。

今考えているのは水か希硫酸を使ってみることですが、土液比や濃度をどうしたらよいのか分かりません。

どなたかアドバイスをいただけませんか。よろしくおねがいします。

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No.32173 【A-1】

Re:RQフレックスによる可給態リン酸とカリウムの分析

2009-05-18 22:03:05 茨城県 / sumi (ZWl161a

カリウム:他の陽イオンで置換されて溶出するのが可給態カリウムだ と考えれば、塩化カリウムの代わりに塩化ナトリウムなり塩化カルシウムなり、好きなものを使って抽出すれば良いように思います。
りん酸:リン酸についてはカリウムとは異なり、どのような存在形態のりん酸を可給態とするかについて、考え方にこれだという決まりがありません。酸で抽出する方法、逆にアルカリで抽出する方法、キレート剤を使う方法、中性塩を使う方法などがあり、さらにそれぞれについて試薬の濃度他の組み合わせがあって、極めて多数の方法が提案されています。ここで説明することは到底出来ませんので、「土壌養分分析法」などの本を探して調べてください。
比較的ポピュラーなトルオーグ法については、下記URLを参考に。
http://www.maff.go.jp/sehikijun/03kantou/0310gunma/031001shindankijun/02/02040000.htm#4

No.32180 【A-2】

Re:RQフレックスによる可給態リン酸とカリウムの分析

2009-05-19 06:30:54 たそがれ (ZWla61d

置換性カリウムは公定法では中性酢酸アンモニウムでの浸出となっています。交換のされ易さからしてもこれが妥当でしょう。
また、A−1で言われているように可給態リン酸で有名なものとして、カルシウム型のリン酸を抽出するトルオグ法があり、薄い硫酸で抽出する方法となっています。
しかし、これらで浸出させたとして・・・
恥ずかしながら私もRQフレックスなるものを知らないので滅多なことを言えないのですが、こういった液性である程度正確に測れるんでしょうか。
メーカーに聞け、というのはあまりにも一般論ですが、ある程度土壌分析に合わせて作製した機器のようですし、かなりの知見を蓄えているのではないでしょうか。

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