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環境Q&A

放牧地土壌の分析〜糞から流出した要素の測定〜 

登録日: 2010年11月26日 最終回答日:2010年11月28日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染

No.36086 2010-11-26 06:29:16 ZWlda62 うしふん

 放牧地で牛が排泄したフンから土壌に流出すると考えられる成分を知りたいと考えています。
 そこで、フンの直下に位置する土壌中(直径20cm程のガラス容器内に深さ15cm程園芸用黒土を導入し、その上に牛糞をのせた装置を使用)の成分、
特に
  ・カロリー
  ・窒素量
  ・炭素量
を調べたいのですが、その際の分析項目に悩んでいます。

例えば窒素でしたら、土壌の分析項目で調べると
 ・全窒素
 ・アンモニア態窒素
 ・硝酸態窒素
等、分析項目が多々あり、どの項目を調べるのが最適なのか決めかねています。

はじめに上記した3つの各総量を知りたいので、素人目には
 ・全窒素
 ・全炭素
を調べれば、糞から糞下へと流出した窒素総量と炭素総量がわかると考えることができるのかなと思ってしまっているのですが・・・どうなのでしょうか?
 カロリーに関しては分析法もわからない始末です。

 基本的な全窒素と全炭素とは何なのか?ということが理解できていない質問で申し訳ありません。出来れば、この点に関しましても教えて頂きたいです。
 
 本当に土壌の分析を勉強し始めたばかりで、わからないことだらけです。学ぶにあたって、おすすめの参考書があればぜひ教えてください。

こうした公のホームページに質問するのも初めてなので不十分な点も目立つと思うのですが、質問ともどもよろしくお願いいたします。
 

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No.36090 【A-1】

Re:放牧地土壌の分析〜糞から流出した要素の測定〜

2010-11-26 17:06:28 火鼠 (ZWl8329

成分を分析したいはわかるのですが、何の目的で?がわかりませんよ。
まず、目的でしょ?なんでも分析して、データならべてOKじゃないでしょ?
土壌の健康をみるなら、アンモニア性窒素とか、亜硝酸なんか多かったらどうでしょうかね〜?
なんで、炭素とか。カロリーが必要なんですか??
肥料なのか?燃料なのか?
よくわかりませんが、牛糞を、わからん機器で処理した場合の何の影響を見たいのですか?
目的が分からないで、分析法とか、分析成分を羅列しても、無駄ではないでしょうか?

No.36095 【A-2】

Re:放牧地土壌の分析〜糞から流出した要素の測定〜

2010-11-26 19:36:44 茨城県 / sumi (ZWl161a

>例えば窒素でしたら、土壌の分析項目で調べると
> ・全窒素
> ・アンモニア態窒素
> ・硝酸態窒素
>等、分析項目が多々あり、どの項目を調べるのが最適なのか決めかねています。

目的が分かっていれば、どの項目を分析対象にするべきか、かなり絞られるはずです。

>はじめに上記した3つの各総量を知りたい

カロリー、窒素量、炭素量を知りたいのであれば、それらを測定することになるはずです。何を迷っているのか不思議なくらいです。

> カロリーに関しては分析法もわからない始末です。

ちゃんと調べれば見つかります。

> 基本的な全窒素と全炭素とは何なのか?ということが理解できていない質問で申し訳ありません。出来れば、この点に関しましても教えて頂きたいです。

自分が提出した質問の意味が分からないのですか?

>おすすめの参考書があればぜひ教えてください。

質問がはっきりしないので、回答者にも、どんな参考書が適しているか判定できません。

ということで、的確な回答を得るためには、目的を明確にするのが第一です。

なお、
土壌中には、もとからかなり沢山の窒素や炭素が含まれていますから、普通に分析しても、糞の影響は分析誤差の中に埋もれてしまって、糞から流出する窒素や炭素による窒素・炭素量の変化を検出できない可能性が大きいです。ちゃんと検出するためには、たいへんに高い精度で試料を準備し、分析に当たってもたいへんに再現性の良い分析をしなければならないでしょう。計画を立てるに当たって、この点を考えに入れる必要があります。
土ではなく、糞を分析することによって流出を判定する方が、精度が良くなると思われますので、そのようなやり方についても検討することをお勧めします。

No.36104 【A-3】

Re:放牧地土壌の分析〜糞から流出した要素の測定〜

2010-11-28 00:08:48 たそがれ (ZWla61d

今回ばかりは皆さんと同意見です。

実施方法が具体的なのに目的も検査項目もよくわからないというのは大変アンバランスですが、やらされている部分もあるのでしょうか。
目的をはっきりさせてから再度質問してほしいのですが、とりあえず検討の材料になると思われる回答をさせていただきます。
汚泥のようなものの発熱量はJISM 8814あるいはJISK7302-2を準拠している試験所が多いようです。
日本工業標準調査会のデータベースで閲覧のみできます。
http://www.jisc.go.jp/app/JPS/JPSO0020.html
(そのためだけに装置を用意するのはしんどいと思います)

また、窒素についてですが、土壌に浸透した窒素の総量を測る目的のみなら全窒素でしょう。
土壌、肥料の分野で全窒素というのは一般に硝酸態窒素、亜硝酸態窒素、アンモニア態窒素、有機態窒素の合算です。
糞に含まれるこれらの窒素は形態ごとに挙動が異なると思われますが知見はありますでしょうか。(土壌表面電荷に吸着や下層に溶脱等)
土壌に吸着されず揮散してしまう部分もあるかもしれませんよ。

全炭素とは文字通り有機炭素、炭酸塩等の無機炭素の合算ですが土壌や肥料の場合、有機炭素を便宜上全炭素ということもあります。その場合、酸化剤で酸化する方法となります。

土壌分析の書籍ですが今回の件にどれだけ役に立つかはわかりませんがごく一般的なところで「土壌養分分析法」「土壌環境分析法」といったところでしょうか。

以上、試験の方法については、いっさい答えられませんが上記も参考に再考してみてください。

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