インジウム化合物取り扱い作業による健康障害防止の件
登録日: 2011年05月26日 最終回答日:2011年05月30日 健康・化学物質 公害予防/被害
No.37057 2011-05-26 19:36:51 ZWld854 京都の会社員
2010/12/22に「インジウム・スズ酸化物等取扱い作業による健康障害防止対策の徹底について」(基安発1222第3号)が厚生労働省より発表されました。
インジウム化合物取り扱い作業で健康障害が発生するのは、粉塵を吸入した場合とありますが、弊社では金属インジウム半田を製品上に溶かして電極として使用しているのですが、この作業に対しては、対象外と考えてよいかどうか、迷っています。
この工程は粉塵は発生しませんが、呼吸用保護具(=防毒マスクタイプ)は、必要でしょうか?
簡易な粉塵マスクを着用し、手袋を着用して作業していますが、どのように対応するかで迷っています。
アドバイス頂けますでしょうか?
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No.37061 【A-1】
Re:インジウム化合物取り扱い作業による健康障害防止の件
2011-05-26 20:55:18 こん (ZWl144
回答に対するお礼・補足
アドバイス、ありがとうございます。労働基準監督署に確認してみます。
No.37064 【A-2】
Re:インジウム化合物取り扱い作業による健康障害防止の件
2011-05-27 05:23:46 火鼠 (ZWl8329
> インジウム化合物取り扱い作業で健康障害が発生するのは、粉塵を吸入した場合とありますが、弊社では金属インジウム半田を製品上に溶かして電極として使用しているのですが、この作業に対しては、対象外と考えてよいかどうか、迷っています。
>
> この工程は粉塵は発生しませんが、呼吸用保護具(=防毒マスクタイプ)は、必要でしょうか?
>簡易な粉塵マスクを着用し、手袋を着用して作業していますが、どのように対応するかで迷っています。
>
>アドバイス頂けますでしょうか?
申し訳ありません。 通達読んでません。
しかし、インジウム?かなり価格の高い金属でしょ?ガリウムの親せき?
その辺の金属毒性ほとんど巷には出てないのでは?
基本的に防じんマスク(使い捨てでも結構(検定付))ですが、簡易マスクはやめるべきだとおもいます。防じんマスクとして、簡易マスクを与えることは、法律違反です。
手袋は、粉末状態なら、ゴム系なら、いいでしょうね?
巷に出てない金属の毒性って、良くわかりませんので完全防備の必要あるのではないでしょうか?ベリリウムなんか肺がんの危険性あるし。
様は、金属等の中毒や障害が起きるのは、すぐもあるが30年後もある。(砒素なら、即死もあるし、水銀なら、10年後に回復不能もある)
回答に対するお礼・補足
ありがとうございます。参考にさせて頂きます。
No.37071 【A-3】
Re:インジウム化合物取り扱い作業による健康障害防止の件
2011-05-28 10:28:55 妹背の滝 (ZWlaf1a
http://www.jaish.gr.jp/horei/hor1-51/hor1-51-47-1-2.pdf
第2 対象物質
本技術指針における対象物質は、インジウム及びその化合物のうち、
ITOの製造、使用、回収等の過程で製造し、又は取り扱う、
ITO、金属インジウム、水酸化インジウム、酸化インジウム、塩化インジウム等(以下、「ITO等」という。)であって
、吸入性粉じんであるものとする。(後略)
質問者が対象としている作業は「半田付け」であり、
「ITOの製造、使用、回収等の過程で製造し、又は取里扱う」作業には当たらないと判断できるので、
本技術指針の運用は、必要ないものと考えます。
どうしてもはっきりさせたいと思われるのであれば
本技術指針に則り、一度作業環境測定をされてはどうかと思います。
マスク着用の件ですが、半田付け作業ではインジウムのミストが発生する可能性はあるでしょうから
簡易マスクであっても着用させる方がベターだと思います。
可能であれば、防じんマスク着用、局所排気対策を取ることがよりベターと思います。
火鼠様へ
本技術指針が決められた根拠は
「本年6月、ITO研削粉の吸入によるがん原性試験(日本バイオアッセイ研究センター実施。)の結果において、
低濃度の吸入ばく露によりラットにおいて
発がんを含む肺疾患、マウスにおいて肺疾患を起こすことが確認されたところである。」だそうです。
http://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-51/hor1-51-47-1-0.htm
回答に対するお礼・補足
貴重なアドバイスを頂きまして、ありがとうございます。
作業者の健康に関わることなので、環境測定の実施を検討してみます。
No.37073 【A-4】
Re:インジウム化合物取り扱い作業による健康障害防止の件
2011-05-29 01:17:07 火鼠 (ZWl8329
内容からみると、ACGIHの基準と思えるのですが?
内容から、インジウムは肺がんの危険性がある。という事は、日本の法律なら、特定化学物質の扱いになりますよね?(発がん性物質=特定化学物質)しかし、現状では、対象になっておりません。また、塩化インジウムは、どうも昇華するみたいですね?という事は。ヒュームとして存在するのか。?(金属ガス?そのようなものがあるのか不明ですが?)
そうなると、簡易マスクは絶対にやめてください。吸収缶付の防じんマスクレベルは3となるでしょう。出来れば、電動式防じんマスクでしょうね。
扱いとしても、局所排気装置は、最低で囲い式。作業状況によっては作業衣は、使い捨て防護衣が必要かもしれません。
回答に対するお礼・補足
皆様、いろいろアドバイスをありがとうございます。
吸収缶付の防じんマスクレベル3とありますが、あまり詳しくないのですが、
とにかく詳細を調べて対応したいと思います。
ちなみに、この作業は装置のメンテナンス時(1回/3months x 2Hr)の作業の為、
労働基準監督署に確認しましたら、常時作業には当たらないという判断だとの事で、定期健康診断は必要ないが、念のため環境測定で、確認した方が良いという事でした。
ありがとうございます。
No.37075 【A-5】
Re:インジウム化合物取り扱い作業による健康障害防止の件
2011-05-30 17:30:26 火鼠 (ZWl8329
まず、インジウムは、安全衛生法の中で、規制されている物質では無い。
対応とすれば、現状では、粉じん則の対応となる。(金属ふんじん)しかし、粉じん則では、半田関係は、作業に入れていない。
作業時間について、3月に1回2時間程度だから、通常作業ではないとのお話ですが。再度確認をお勧めします。昔の例規解釈では、定期的に行われる作業は、臨時の作業ではないと解釈されておりました。
インジウムの障害として、肺がんの危険があるとありました。さらに、形状によっては、昇華も起きるとありました。
同じ様に肺がんを起こす金属としては、ベリリウムが有名です。この金属は、特化物の中の製造許可物質です。(抑制濃度0.002mg/m3)
また、同じ特化物である水銀は0.025mg/m3となります。
インジウムが0.01mg/m3とすれば、かなり危ない金属であると思われます。
ただし、症例がまだ少ないのでしょう。発病してからでは、遅すぎます。十分な対策を希望します。
作業環境分析に対して、分析法は出ていないと思いますので、アメリカの(nayoshu?すみませんスペルおもいだせません)あたりの分析法でやる事になると思います。金属だからと言って、ろ紙で取って、酸分解してナンボ程度の分析屋に頼んだら、下手をするとあるものも無いとしてしまいますのでご注意をお願いいたします。
労働衛生の基準は、障害がでると、厳しくなる基準です。たとえば昔100ppmだったトルエンは、今は20ppmです。
昔は、OKだった石綿は、今は製造禁止です。
マスクは防じん防毒で、ゴム手袋は、必要ではないでしょうか?
排気装置は、密閉または、包囲構造になると思いますよ。
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