一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境Q&A

食品用器具及び容器包装への再生紙の使用に関する規格基準の設定について 

登録日: 2012年08月29日 最終回答日:2012年09月25日 ごみ・リサイクル リサイクル

No.38678 2012-08-29 18:58:52 ZWl8a55 shouji39

7月4日に、厚生労働省からのパブリックコメントとして、タイトルの件が公表され、8月3日に意見募集が締め切られましたが、この件に関して、弊社顧客よりどのような影響があるのか、との問合せがあり、先日、日本製紙連合会さんへ問合せたところ、厚生労働省からのパブリックコメント結果に基づく厚生労働省の見解を待って、それを参照して下さい、との回答がありました。
一応、この内容を弊社顧客へ報告しましたが、この件に関して、弊社顧客への回答として参考になる情報がありましたら、教えて頂きたく、お願いする次第です。

総件数 2 件  page 1/1   

No.38746 【A-1】

Re:食品用器具及び容器包装への再生紙の使用に関する規格基準の設定について

2012-09-25 14:53:51 ronpapa (ZWlba5

失礼します。
shouji39さんは(過去のQ&A内容から)段ボール製品製造業にお勤めの方でしたね。
- 業種は違いますが、以前の購買部長職時代の経験から、業界団体(この場合は、日本製紙連合会)から発することが出来る公式コメントには手続き上の制約があると考えるのが妥当だと思います。
- 私の場合は、自社製品(金属・プラスチック等)の包装運搬容器として用いる段ボール包装材料や板紙類を購入使用する立場でしたが、その時、製紙業界の複雑な構造や力関係を知りました。
- shouji39さん御社の顧客が、どのような業種の方かによっても回答方法とその情報提供レベルは異なってくるものと思いますが、御社が上記の業界団体に所属しておられるのであれば、その公式回答を待つしかないように思います。(◆勝手に情報提供をして、自社のポイント稼ぎをした結果が、後々に情報の独り歩きが災いして、迷惑や混乱を生じる震源地になった場合を懸念するからです・・・!)

- 厚生労働省によるパブコメ集計内容についても結果の公表を待つより仕方ないのかもしれません。http://www.mhlw.go.jp/houdou_kouhou/sanka/public/ ←まだ、厚働省よりのパブコメ結果公表はされていないようですね。(◆定期的に点検チェックするしかないと思います)

- しかし、すでに公知の情報を提供する事は構いませんから、業界における古紙再生自主管理基準の内容をお知らせする事や、以下の経過情報の入手方法なりを提供することは問題ないように思います。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kigu/dl/120510-2.pdf 食品用器具及び容器包装における再生紙の使用に関する指針(ガイドライン)について、厚生労働省、食安発0427第7号、平成24年4月27日
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002cs67-att/2r9852000002cubg.pdf 薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会/器具・容器包装部会報告について、平成24年5月29日
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000008fcs.html 厚生労働省関係審議会議事録等/薬事・食品衛生審議会(↑◆こちらは、ず〜っと下のほうに【食品衛生分科会器具・容器包装部会】の議事録や配布資料が掲載されていますから、それらに目を通すとパブコメ募集に至る経過内容や、今後に法規制化を目指す趣旨内容を知ることが出来ます。)

〜 A-2.に続く 〜

回答に対するお礼・補足

おっしゃる通り、現在、e-Govでパブコメの結果を毎日確認している状態ですが、
その公表を待つことに致します。
ご回答を有り難うございました。

No.38747 【A-2】

〜 A-1.よりの続き 〜

2012-09-25 15:00:21 ronpapa (ZWlba5

【追記修正/雑感】 2012/09/26、15:00
返信ありがとうございます。(一ヶ月遅れのコメント投函だったので心配しましたが、回答者にとっては質問者からの返信の有無がとても大切なコミュニケーションと感じています)

〜以下、雑感〜
- 先にご紹介した議事録サイトから、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会/食品衛生分科会/器具・容器包装部会の直近の議事録(平成24年3月2日)http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000022nj1.html を読むと(読み通すのは大変だったのですが)、何がどのような方向で話し合われたのかがおおよそ分かります。(◆進捗情報を得られたいのであれば、この議事録サイトや審議会・分科会等の開催案内やその配布資料類も同時に定期チェックされると良いと思います。)
- パブコメに寄せられる意見というのは、それぞれの利害関係者(ステークホルダーと云うのでしょうか?)が、それぞれの視点からの意見を寄せますので(同じ意見の繰り返しも多いのですが)、予測の難しいところもあります。 しかし大抵は業界意見が多いでしょう。 そして、現行の意見募集や同意形成の政府(の官僚的)手続き手順においては、(否決されるものは否決され、先送りされるものは先送りされ)大筋のシナリオを変更したり曲げたりするほどの結果にはなりにくいものと思います。(←経験上の皮肉を込めての私見ですが)
- パブコメ意見として予想されるのは、@これまでの業界自主管理基準との差異、Aガイドラインの遵守可否、B規制基準と罰則内容、C業界アウトサイダーの問題、D海外輸入品に対する有効性と競争原理、Eキッチンペーパー等既存品の延命可否、F古紙配合が必要な品質性能品の扱い(配合繊維質の違いによる紙質の柔らかさ硬さ機能品質)、G事故等発生後の規制ではなく事前規制としての社会的妥当性について・・・などでしょうか。(私個人的には、この最後のGについて論じられることがあるのかどうかに興味を持っています。今後の環境規制においても重要な観点になるはずだからです。やり過ぎると社会活動を阻害します。また、規制や基準があるから…と言って、それさえ守れば何でも有りの世界は危険だという思いもあります。)

総件数 2 件  page 1/1