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環境Q&A

水処理やばい煙処理等の設計計算の勉強について 

登録日: 2012年10月13日 最終回答日:2012年10月15日 水・土壌環境 水質汚濁

No.38807 2012-10-13 14:03:58 ZWlea8 初学者

水処理やばい煙処理の設計計算の勉強をできる本やサイトを探しています。

例えば、食品工場でこれくらいのCOD、T−N、T−Pの濃度及び排水量があり、排水基準や総量規制で守るためにどのような処理施設をつけたら良いのかや金属加工業で有害物質が発生するので、このような処理をして排水基準やばい煙の排出基準を満足させるためにどのような処理施設でどのような条件で設定したら良いのか等色々な業種や特徴をもった例を基に机上で勉強できるものを探しています。

なお、設計計算の仕事や勉強は今まで行ったことは有りません。(公害防止管理者水質1種及び大気1種を取得しているため、処理方法の基礎は少しは分かります。)

設計計算の初学者でも手をつけられて、最終的には自分である程度処理設計ができるまでの力をつけたいと考えています。(ある程度ステップを踏んでも全然かまいません。)

文が雑駁で大変申し訳ないのですが、教えてください。

よろしくお願い致します。

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No.38809 【A-1】

Re:水処理やばい煙処理等の設計計算の勉強について

2012-10-14 00:37:57 なんちゃって計量士 (ZWl9549

>・・・公害防止管理者水質1種及び大気1種を取得しているため、処理方法の基礎・・・
>
 本当に学ぶ気があるのなら・・・・残念ながら地道に少しづつ学んでいくしかありません。

 たとえば、理論値としては一番簡単に見えるPh調整ですら、計算で求めた注入量が実際に適応できるとは限りません。実際にお客様からお金をいただいて作る施設は、見えない、教えられない、いわば経験(実は独善と偏見がほとんどなんです)とノウハウ(実は表に出ない瑕疵に対する割増)がいっぱい詰まっているんです。

 それに設計と言いますが、実際に装置を作るための諸元、総流量、水質、変動を定めるのが一番困難で、これらが定まれば後はうまく稼働している既存装置のパターンを踏襲するだけです。

 諸元を求めるには、生産設備や生産物及び原料に対する膨大な知識が必要になります。実のところこれらはそのたびに泥縄で学んでいくしか対応できないのが現実です。

 水処理でいえば既存装置のパターンは、有機系、無機系それぞれ数百ページ程度のハンドブックで事足ります。このような内容を覚える必要などありません。重要なことは、実際の生産ラインで何が起き、それが排出側にどんな影響を及ぼすのか、その結果、処理後まで影響が出るのかを正しく押さえられるかなんです。
 食品工業なら、サニタイズ時の負荷が平時に対してどの程度の割合になるかなどは、単にラインの稼働状況だけでなく、生産品目の詳細な生産計画まで把握していないと判断できません。

 数値を与えられて計算するのは、テクニシャンで十分可能な内容です。とりあえず、基礎はできているようなので、今後の学び方としては方向を間違えて無駄な時間を使わないようにと思います。

No.38811 【A-2】

Re:水処理やばい煙処理等の設計計算の勉強について

2012-10-15 18:33:34 たる吉 (ZWl47e

>設計計算の初学者でも手をつけられて、最終的には自分である程度処理設計ができるまでの力をつけたいと考えています。(ある程度ステップを踏んでも全然かまいません。)

ご質問の目的は記載がありませんが,ようはエンジニアリングをしたいのですよね?
プラントの企画といっても最終的には,客先のニーズ範囲内での処理方法の組み合わせ,究極的には設置面積内に設置できるプラントの強度上の計算だけかと思います。
「自分で」の意図が「商売として」という意味であれば,机上ではなく,実績を積まないと誰にも相手されないとは思います。

てっとり早いのはそのようなエンジニアリング会社で働くのが一番だと思いますし,一方で実績を積んだ会社を商売相手にしなければならないのでしょうね。

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