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環境Q&A

水温と微生物の活性力の関係 

登録日: 2016年11月29日 最終回答日:2016年12月01日 水・土壌環境 水質汚濁

No.40621 2016-11-29 19:27:53 ZWlf637 ピックス

生物的下水処理において
水温が微生物の活性力に影響を与えます。

故に夏場だと活性力が高く、冬場だと活性力が低くなります。

それが下水処理場において
有機物、窒素、リンの除去に影響を与える様ですが

これらの水温による微生物の活性力の変動について調べる為に
「目安として水温が何度くらいが適温で、何度くらいから活性力が低下するなど」
下水道維持管理指針(2014年版)を見たのですが、見方が悪かったのか見つかりませんでした。

下水道維持管理指針の何ページに載っているか教えてください

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No.40622 【A-1】

Re:水温と微生物の活性力の関係

2016-11-30 21:57:16 papa (ZWlbd18

実負荷での各種調査結果は下水道協会誌などに掲載されていることが多いのでバックナンバーをあたってみるとよいと思います。
東京都のような大都市ではたくさんの優秀なスタッフがおられるので直接聞いてみるのもいいと思います。私はわからないことは東京都のお友達に聞いてみるというやり方でやってました。
処理場設備も流入水特性も種々様々な処理場がありHow to的に指針に記載するのはちょっと無理なことなので勤務している処理場でいろいろ試してみるしかないと思います。
水温、気温の低下は高度処理に不利なことばかりではなく、酸素溶解度の上昇とか送風機の実効吸い込み風量の増加とか有利な点もあり一概に微生物活性力の低下という切り口で対応できるものでもありません。
初期運転で条件さえ整えば水温10℃にも届かない条件で脱窒運転を行ったこともあります。水処理でそこそこの脱りんできても、返流水負荷のため最終的には大した脱りんにならなかったこともあります。
質問者の方は処理場全体の物質収支をあまり考慮されていないようですが、りんの除去には返流水負荷をどう対応するかという点も大切なポイントです。
大まかな手法はすでに確立されているのですから、あとは原理原則をふまえて自分でやってみるしかないと思います。

回答に対するお礼・補足

下水道協会誌当たってみます

No.40627 【A-2】

Re:水温と微生物の活性力の関係

2016-12-01 21:24:10 風林火山 (ZWl8e32

ビックスさんが期待するようなピンポイントの資料はないですよ。
私が持ってるのは2003年版なのでページが合わないと思いますからタイトルで言いますと最初の方にある「生物処理の基本原理」に水温に関する相関グラフがいくつかありますがその程度です。
2014年版はどの程度記載があるか知りませんが2003年版はあまり載っていないので[下水道施設計画・設計指針解説」という緑の表紙の本をお持ちならそちらの方が参考になると思います。
同じ「生物処理の基本原理」というセクションがありそちらの方が多く載ってます。地域、流入量で条件がかなり変わりますし経験が大きなウエイトを占めますから1年〜数年かけて自分の欲しいデータを集めてその処理場に合った運転を見つけてください。

回答に対するお礼・補足

無いですか・・・
「生物処理の基本原理」に水温に関する相関グラフをいくつか参考にします

[下水道施設計画・設計指針解説」という緑の表紙の本
持っていますのでそちらも

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