環境Q&A

No.467 【A-1】

Re:空気中の汚染物質の大きさについて

2001-11-09 21:11:40 東京都 ／ ちしゃ （

・東芝の家電製品Ｑ＆Ａ　http://www.toshiba.co.jp/csqa/kuuki/index02.htm
・「抗原となりうる粒子の種類とその大きさ（資料提供：旭化成株式会社？）」
http://tachika.727.net/reference/allergen.htm
などで汚染物質の粒子の大きさが掲載されています。0.15マイクロメートル以下の粒子は種類としてかなり少ないようです。

高性能なULPAフィルターなどを利用した空気清浄機（JIS準拠のもの）では、最大風量のとき、0.15マイクロメートルの粒子に対して99.9995％以上の粒子捕集率をもつことが保証されています。ただし、0.1マイクロメートル以下の粒子は全くとれないのではなく、メーカーでは0.01マイクロメートル程度までの微粒子を捕集できると主張しているようです。

この点について、（財）健康・体力づくり事業財団の「　空気清浄器（機）をかんがえる」という記事には
http://www.health-net.or.jp/kenkonet/html/category/03/data/p043.html
以下のような記述があります。
「電気式のものは、メーカーのデータによると0.01μｍ程度までの微粒子を捕集できるとされています。アレルゲンとなる室内塵（ダニのかけらなど）、花粉は1μｍ以上です。したがって、これらの浮遊粒子はほとんどが除去可能。実際に電気式の空気清浄器4種類について、たばこの煙のとれぐあいをテストした結果をみると、フィルターが新品時には、30分後には60〜95％以上が除去されています（日本消費者協会）」

＊日本消費者協会のテスト商品結果入手については、日本消費者協会の月刊消費者などに掲載されており、同協会普及室で入手できます。電話03-3553-8601　Fax 03-3553-8986　http://www.pat.hi-ho.ne.jp/hensyu/

あまり神経質にならなくてもほぼ大丈夫ということらしいです。ただ、空気清浄機は、空気を汚染物質をキャッチしても、部屋の空気を外の空気と全面的に入れ替えるものではありません。汚染物質の低減には、まめな換気が必要であると訴えているサイトもいくつかありました。
たとえば、東京ガス株式会社　健康な住まいには換気が不可欠　http://www.tokyo-gas.co.jp/tamago/9904.html
空気汚染対策というと空気清浄機に目を奪われがちですが、実はこういったあたりまえのことが結構大事なようです。