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環境Q&A

98%値 

登録日: 2004年05月24日 最終回答日:2004年05月24日 大気環境 大気汚染

No.6012 2004-05-24 15:54:12 田中美月

二酸化窒素の大気環境基準は、「1時間値の1日平均値が0.04ppmから0.06ppmまでのゾーン内又はそれ以下であること。」となっていますが、一日平均値を出す際には、一時間値を全部足して24で割るので、0.056789....ppmのように小数点以下が出てくる場合があります。ここで例えば、一日平均値が0.05999ppmの時、及び0.06001ppmの時があったとして、どちらも小数点第4位で四捨五入すると0.060ppmとなります。四捨五入によって環境基準を超えたり、以下だったりするわけですが、環境基準との評価を行う際、四捨五入する前の値で比較すべきなのか、四捨五入後の値で比較すべきなのか、教えてください。

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No.6014 【A-1】

Re:98%値

2004-05-24 18:32:30 愛知県 / tamaya

公表されている大気質の測定結果は通常小数点3桁までになっていますので、小数点4桁の数値を四捨五入するのが一般的です。
ただし、厳密に言えば環境基準は0.06以下ですから、0.06を少しでも超えているならば基準値オーバーになります。
より厳しく評価を行うならば、四捨五入ではなく、切り上げという考え方もあるでしょう。
騒音の場合では、評価マニュアルの中に整数値に四捨五入して評価すると明記されているのでわかりやすいですが、大気質の場合はないようです。
ちなみに、JISに記載されている大気分析の有効桁数は3桁です。
明確な判断材料がないので、最終的には行政判断になると思います。

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