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環境Q&A

エタノール発酵の含水率の影響について。 

登録日: 2004年10月13日 最終回答日:2004年10月13日 エネルギー バイオマス

No.7953 2004-10-13 01:53:40 teao

こんにちわ。現在大学で、植物をエネルギーに変換する資源とみなすと、その資源価値がどの程度かを判断するために研究を行っています。研究では植物体に含まれる水分や灰分、セルロース、へミセルロース、デンプンなどの成分の測定を行っています。測定後は成分と照らし合わせながら、植物をどのようなエネルギーに変換するのが最適かを検討していく予定です。

そこで質問があるのですが、バイオマスのエネルギー変換過程の一つであるエタノール発酵には含水率は影響するのでしょ
うか?メタン発酵ならばおよそ含水率が○○%以上のバイオマスのエネルギー変換に有利と記述してあるのを見つけましたが、エタノール発酵に関してはそういった水分に関するものが見つからず、発酵原料の含水率が高い方が有利なのか、低い方が有利なのかわかりません。もし、どなたかご存知でしたら教えていただけませんか?

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No.7970 【A-1】

Re:エタノール発酵の含水率の影響について。

2004-10-13 18:14:41 isisan

ピントがずれているかも知れませんが,参考までに。
発酵でエタノールを作る場合,エタノールの濃度が上がり過ぎると
酵母菌が生育できなくなります。通常は15%を超えるとそれ
以上は厳しいでしょう。日本酒やワインの濃度が限界ですね。
15%以上のお酒は蒸留酒(焼酎やウイスキー)です。
よってある程度アルコールを希釈するだけの水の存在が不可欠で
あると思います。(連続的にアルコールを抜ければいいですが)
この辺が気体として反応系から出てしまうメタンと違う点で
あるかも知れませんね。

回答に対するお礼・補足

なるほど。アルコールを希釈ですか…
参考になりました。ありがとうございました。

重ねて質問して申し訳ありませんが、
ならばエタノールが15リットル生産されるには
水が85リットルは必要ではあるが、
それ以上に水があると蒸留に必要なエネルギーが
どんどん増加するということでしょうか…?

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