REACHへのサプライチェーン上の取り組みについて
登録日: 2011年02月10日 最終回答日:2011年02月21日 健康・化学物質 有害物質/PRTR
No.36495 2011-02-10 08:58:45 ZWl3a4c komattemasu
いつもお世話になります。
弊社は、電子部品メーカーに成形品を納入しています。
顧客にはRoHS禁止物質のICPデータやSVHC等の不使用証明書発行などの手続きを行っています。
今度は弊社は原料としての粉体や有機原料、金型を購入しているサプライヤーに対してどのような対応をすればよいでしょうか。
REACHに関するHPを調査したのですがよく分かりませんでした。
No.36518 【A-3】
Re:REACHへのサプライチェーン上の取り組みについて
2011-02-12 22:20:33 津久葉山禄 (ZWldb10
御社の企業規模が不明なので、無責任な回答になるかもしれないと危惧しておりますが、分析機関の立場からの回答を行います。
近年、優秀な蛍光X線装置が発売されております。宣伝文句では、2ppm程度まで測定可能な機器も販売されております。蛍光X線装置は企業の講習を1〜2日も受ければ測定できる機器です。臭素系難燃剤の定量下限値は数百ppm程度(EU基準値以下)になりますが、他の重金属については数ppm程度まで測定できます。
表面しか計測できないという欠点がありますが、数分間で簡単に測定でき、含有濃度の概略値を簡単に知ることができます。
価格は1000万円程度ですが、測定料金(重金属1項目数千円、臭素系難燃剤2万円程度)、いつでも手軽に測定できるという安心感などなどを考えると、可能ならば1台購入されることを検討する価値があると思います。
回答に対するお礼・補足
ありがとうございました。
弊社は中小企業のため、設備的にもマンパワーでも、受け入れ検査が出来ません。
そこで、サプライヤーに何を求めるのか(不使用証明にしてもREACHの化学物質が多くどこまでに絞るか、使うなと言っていいものかどうか)を悩んでいました。
そのあたりのアドバイスも頂けるとありがたいです。
No.36501 【A-2】
近道など無いと思いますが・・・
2011-02-10 13:08:42 妹背の滝 (ZWlaf1a
購入資材・原材料中の含有化学物質情報収集に近道はありません。
当社は、素材と部品を作っているメーカーですが
JAMP推奨のMSDSplus,AISを用いて
川上から地道に情報収集しています。
対象物質がどんどん増えていく傾向にあるため
調査にかかる労度は、かなりなものになります。
回答に対するお礼・補足
有り難うございます。
仰るとおりです。
小企業故、空き時間を作りながら調査を行っています。
No.36497 【A-1】
Re:REACHへのサプライチェーン上の取り組みについて
2011-02-10 09:36:17 妹背の滝 (ZWlaf1a
>弊社は、電子部品メーカーに成形品を納入しています。
>顧客にはRoHS禁止物質のICPデータやSVHC等の不使用証明書発行などの手続きを行っています。
>今度は弊社は原料としての粉体や有機原料、金型を購入しているサプライヤーに対してどのような対応をすればよいでしょうか。
>REACHに関するHPを調査したのですがよく分かりませんでした。
アーティクルマネジメント推進協議会(通称JAMP)が推奨するシステムを用いてはどうでしょうか?
講習会も良く行われています。
なお、会員でなくともシステムの利用、講習会への参加は可能です。
http://www.jamp-info.com/
回答に対するお礼・補足
早速のご回答有り難うございました。
顧客からの至急の要請もあり、慌ただしく検討しているため、JAMPのページを見ましたが見逃していたかも知れません。(顧客にはアドバイスを求めましたが回答を頂いていません。)
時を急ぐため、近道を執ろうと思いましたが、再度見直してみます。