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アジア・アフリカ会議 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

アジア・アフリカ会議

アジアアフリカカイギ   【英】Conference of African and Asian Nations / Bandung Conference  [同義]バンドン会議 

解説

1955年4月、インドのネルー大統領、インドネシアのスカルノ大統領、中華人民共和国の周恩来首相、エジプトのナセル大統領らが中心となり、インドネシアのバンドンで第一回アジア・アフリカ会議が開催された。

日本を含むアジア・アフリカ諸国29カ国が集り、1954年のコロンボ会議で発表された平和五原則をふまえ、平和十原則(バンドン十原則)を宣言した。その内容は次のとおりである。

(1)基本的人権と国連憲章の趣旨と原則を尊重する。(2)全ての国の主権と領土保全を尊重する。(3)全ての人類の平等と大小全ての国の平等を承認する。(4)他国の内政に干渉しない。(5)国連憲章による単独または集団的な自国防衛権を尊重する。(6)集団的防衛を大国の特定の利益のために利用しない。また、いかなる国も他国に圧力を加えない。(7)侵略または侵略の脅威・武力行使によって、他国の領土保全や政治的独立をおかさない。(8)国際紛争は平和的手段によって解決する。(9)相互の利益と協力を促進する。(10)正義と国際義務を尊重する。

この会議が契機となった非同盟諸国運動は今も続いている。2005年4月24日には、バンドン会議50周年記念式典が発祥の地バンドンで開かれた。インドネシアのユドヨノ大統領をはじめ、小泉純一郎首相、中国の胡錦涛国家主席など40人を超えるアジア・アフリカの首脳が参加して「バンドン精神」の継承を誓った。

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