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1,2-ジクロロエチレン 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2014.07.30

1,2-ジクロロエチレン

イチニジクロロエチレン   【英】1,2-Dichloroethylene  

解説

クロロホルムのような臭いのある、無色、揮発性で、引火性のある液体。化学式はCHCl=CHClで、cis体とtrans体の構造異性体がある。現在、両異性体とも産業的な製造は確認されておらず、他の化学物質を製造する際に副生成されているものが主と考えられる。また、地下水では、トリクロロエチレンテトラクロロエチレンが嫌気的条件下で分解して生成することが知られている。

1,2-ジクロロエチレンは、cis体とtrans体の合計として地下水の環境基準が設定させている他、cis体について公共水域の環境基準水質汚濁防止法(1970)の排水基準が規定されている。また、1,2-ジクロロエチレンのcis体及びtrans体が別項目とした化学物質審査規制法(1973)の第2種監視化学物質、化学物質排出把握管理促進法(1999)の第一種指定化学物質に指定されている。

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