一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2009.10.14 更新日 | 2015.01.23
ディーゼル排気粒子
ディーゼルハイキリュウシ 【英】Diesel Emitted Particulate [略]DEP [同義]ディーゼル排気微粒子
解説
ディーゼル自動車から排出される粒子状物質のことをいい、発がん性、気管支ぜんそくや花粉症の増悪等の健康影響が懸念されている。従来は「ディーゼル排気微粒子」と呼ばれていた。
炭素と灰分から成る固体粒子の集合であり、未燃燃料、潤滑油、不完全燃焼生成物、熱分解生成物などが含まれる。また、燃料中の硫黄分の一部がSO3まで酸化して硫酸や硫酸塩の形で粒子状物質の中に存在している。その質量の大部分は粒径0.1-0.3μmの範囲にある。
2002年3月の「ディーゼル排気微粒子リスク評価検討会平成13年度報告」によれば、健康リスクの評価のまとめとして、「これまでの知見を総合的に判断して、ディーゼル排気微粒子の人に対する発がん性は強く示唆されていると考える。」と結論づけられている。
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関連Webサイト
- 国立環境研究所「大気中微小粒子状物質(PM2.5)・ディーゼル排気粒子(DEP)等の大気中粒子状物質の動態解明と影響評価プロジェクト」:http://www.nies.go.jp/pmdep/
- 「ディーゼル排気微粒子リスク評価検討会(平成13年度報告)」(環境省環境管理局):http://www.env.go.jp/air/car/diesel-rep/h13/
- ディーゼル排気微粒子除去フィルター(DPF)システムの汎用性向上に関する調査 (独法環境再生保全機構):http://www.erca.go.jp/taiki/reserch/ha_chosa.html