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南極協議国 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2024.07.04

南極協議国

ナンキョクキョウギコク   【英】Antarctic Treaty Consultative Party  [同義]南極条約協議国 

解説

南極条約に基づく「南極条約協議国会議(Antarctic Treaty Consultative Meeting:ATCM)」の構成国。

具体的には、南極条約締結国の中でも南極に基地を設けるなど積極的に科学的調査を実施している国で、2024年6月現在、条約締約国57か国のうち、原著名国12か国を含む合計29か国が協議国となっている。

南極条約協議国会議」は1961年以降ほぼ2年毎、1994年以降は毎年開催されており、南極の環境保護に関することや南極観測に関する技術的な事項などが議論されている。また、ATCMと同時に、環境保護議定書に基づく環境保護委員会(CEP:Committee for Environmental Protection)も開催される。開催国はアルファベット順に協議国の持ち回りとされており、日本でも1960年(第6回)に東京で、1994年(第18回)に京都で開催されており、2026年の第48回に広島での開催を予定している。

なお、海洋生物資源の保存や環境保護といった特定の議題については、議論の進行を図るために南極条約特別協議国会議が開催されている。(2024年3月改定)

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