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氷床コア 環境用語

作成日 | 2017.07.18  更新日 | 2017.07.19

氷床コア

ヒョウショウコア   【英】Ice core  

解説

氷床と呼ばれる南極大陸やグリーンランドを覆う巨大な氷河から取り出された筒状の氷を氷床コアという。氷床コアには過去の地球の気候と環境の変化が封じ込められているため、地球の変動を知る重要な科学試料となっている。

昭和基地から内陸に約1000km離れた南極氷床の標高3810m地点に1994年に日本が設置したドームふじ観測拠点では、1996年に2503mの深層氷床コアが掘削され、過去34万年間に11万年に及ぶ氷期と数千万年の温暖な間氷期がそれぞれ3回あることが解明された。また、ドームふじでは2007年に約72万年前と推定される3035mの氷床コア掘削に成功している。

最も古い年代の氷床コアはロシアが設置したドームCで掘削された約80万年と推定される氷床コア。(2017年5月作成)

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