一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.12 更新日 | 2009.10.15
安全排出回廊
アンゼンハイシュツカイロウ 【英】Safe Emission Corridor
解説
気候変動が人類に危険な影響を及ぼす水準に達するぎりぎりの温室効果ガスの排出量を世界の総排出量の上限、経済発展に必要な最低限の排出量を排出量の下限として、世界の排出総量の経路は、この上限、下限の間(回廊)を通るべきであるとするアプローチ。
温室効果ガスの削減数値目標を巡る国際交渉では、96年ジュネーブで開かれたAGBM の第三回会合において、オランダが安全排出回廊概念を示し、附属書I締約国に許される合計排出量の許容範囲を設定し、その後各国の排出量を決定するべきであると主張。しかし、最終的には問題提起したにとどまった。
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関連Webサイト
- 気候変動枠組条約・京都議定書に関するこれまでの交渉経緯(2002年、経済産業省):http://www.meti.go.jp/report/downloadfiles/g21011b04j.pdf