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循環経済・廃棄物法【ドイツ】 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

循環経済・廃棄物法【ドイツ】

ジュンカンケイザイハイキブツホウ   【英】Gesetz zur Forderung der Kreislaufwirtschaft und Sicherung der umweltvertraglichen Beseitigung von A  [同義]ドイツ 循環経済・廃棄物法 

解説

1994年に制定し、1996年10月に施行されたドイツの循環経済・廃棄物法は、廃棄物政策の重点を従来の処理から物質循環の促進へと移行することにより、環境と調和した廃棄物処理を確保することはもちろん、資源・エネルギーの効果的節約、廃棄部分の少ない製品の開発、長期的には消費と製造のシステム全体を循環経済へと作りかえて行くことを目指している。

この法律には、拡大生産者責任(EPR)が明記され、汚染者負担原則が製造物責任に伴った廃棄物リサイクル政策を目指すこととなった。さらに注目すべき点としては、廃棄物概念を拡大しより多くの物質が廃棄物として認められるようになったこと、政策の優先順位を「発生抑制-利用(リサイクル)-処分」と明確に位置付け、製造から消費までの全ての過程において、ごみの排出回避、素材やエネルギーの再利用、環境に配慮した処理方法などが掲げられていることがあげられる。

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