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環境管理システム 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2023.09.06

環境管理システム

カンキョウカンリシステム   【英】Environmental Management System  [略]EMS  [同義]環境マネジメントシステム  EMS 

解説

組織や事業者が、その運営や経営の中で自主的に環境保全に関する取組を進めるにあたり、環境に関する方針や目標を自ら設定し、これらの達成に向けて取り組んでいくことを「環境管理」または「環境マネジメント」という。

一般的な手順は、(1)環境保全に関する方針、目標、計画等を定め(Plan)、(2)これを実行、記録し(Do)、(3)その実行状況を点検して(Check)、(4)方針等を見直す(Action) PDCAサイクルと呼ばれている。

また、このための工場や事業所内の体制・手続き等の仕組みを「環境マネジメントシステム」(EMS - Environmental Management System)といい、こうした自主的な環境管理の取組状況について、客観的な立場からチェックを行うことを「環境監査」という。

国際規格として、持続的開発の観点からISO/TC207によって開発されたEMSの規格であるISO14001があり、日本では日本産業標準調査会(JISC)が国家規格であるJIS規格として発行している。また、環境省が策定したエコアクション21や、地方自治体、NPOや中間法人等が策定した環境マネジメントシステムがあり、全国規模のものにはエコステージ、KES・環境マネジメントシステム・スタンダードなどがある。(2023年4月改定)

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