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国際科学会議 環境用語

作成日 | 2003.12.12  更新日 | 2014.02.25

国際科学会議

コクサイカガクカイギ   【英】International Council for Science  [略]ICSU  

解説

科学とその応用分野における国際的活動の推進を目的に、1931年に設立された国際的な非政府組織。政府間機関であるUNESCO(国連教育科学文化機関)に対応する民間組織といえる。本部はパリにある。

活動の目標は、既存の専門枠を破って研究協力を行なうことで、国際的・学際的研究の創設・調整に資することとし、各研究者の関心を呼ぶ活動や調査計画を実行する学際機関を設立すること、また共通する問題に対処するための機関を設置すること、国際会議やシンポジウムなどの開催や出版活動によって情報やアイデアの交換を行なうことなどとしている。

環境問題に関しては、OPE(環境問題科学委員会)を設置しているほか、1990年よりIGBP(地球圏-生物圏国際共同研究計画)を開始している。また、UNEP(国連環境計画)やWMO(世界気象機関)など他の政府間機関や非政府組織などと協力関係を結び、WCP(世界気候計画)やGCOS(全球気候観測システム)、GOOS(全球海洋観測システム)など主要な国際研究計画にも参加している。日本からは、日本学術会議が参加し、ICSUの国際共同研究活動の窓口となっている。(2014年2月改訂)

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