一般財団法人環境イノベーション情報機構
令和6年度IIAEセミナー 金沢大学環日本海域環境研究センターの研究紹介1 【大気圏における環境研究】
■日時:2024年4月16日(火) 13:30-15:30(13:00〜受付開始)
■開催形式:IIAEセミナー室/オンラインZoom(ハイブリッド開催)
■主催:一般財団法人大気環境総合センター
■テーマ:金沢大学環日本海域環境研究センターの研究紹介1【大気圏における環境研究】
講演1:
『能登半島における大気エアロゾルの長期観測』
講師(敬称略):松木 篤(金沢大学環日本海域環境研究センター)https://iiae.or.jp/instructor/8522/
<概要>
東アジアにおけるPM2.5などの大気汚染物質は、特に中国で近年施行された厳しい排出規制に伴い大幅に減少している。しかしPM2.5は微粒子のバルク質量の尺度にすぎず、サイズごとの粒子数や化学組成を反映していない。大気エアロゾルの物理。化学的特性が、質量の減少に連動してどのように変化したのかは、地域の公衆衛生のみならず、気候変動への影響を評価する上でも重要である。環日本海域環境研究センターでは、能登大気観測スーパーサイト珠洲測定局において、過去10年以上にわたり個数粒径分布をはじめとする大気エアロゾルの物理化学的特性の連続観測を行ってきた。これまでの観測から、微粒子の個数濃度の経年変化は必ずしも質量の減少傾向と一致していないことが明らかなりつつある。セミナー当日の発表では、能登半島で観測される新粒子生成イベントの長期的な傾向についても紹介する予定である。
講演2:
『氷から読み解く大気汚染の歴史』
講師(敬称略):石野咲子(金沢大学環日本海域環境研究センター)https://iiae.or.jp/instructor/8523/
<概要>
北極グリーンランドや南極大陸上に存在する氷床は、長年の積雪が積み重なることで形成されており、過去の大気成分(エアロゾルや雪中の溶存成分を含む)を保存している。そこから掘削されるアイスコア中の化学成分を分析することで、過去の大気環境の変遷を復元することができる。本講演では、話者がこれまでに北海道大学をはじめとする共同研究グループの中で取り組んできた、グリーンランドアイスコアの分析から得られた知見を紹介する。
■プログラム:(敬称略)
13:30〜13:35 趣旨説明 早川和一(金沢大学名誉教授)
13:35〜13:45 金沢大学環日本海域環境研究センター研究活動の概要 長尾誠也(金沢大学環日本海域環境研究センターセンター長)
13:45〜14:25 『能登半島における大気エアロゾルの長期観測』 松木 篤(金沢大学環日本海域環境研究センター)
14:30〜15:10 『氷から読み解く大気汚染の歴史』 石野咲子(金沢大学環日本海域環境研究センター)
15:10〜15:30 総合討論
■申込方法と参加費
◇参加費:一般3,000円(税込・テキスト代含む)
セミナー会員 1,000円(税込・テキスト、動画付)
賛助会員(個人・法人) 無料 (テキスト、動画付)
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下記あてお振込みをお願いします。
ゆうちょ銀行 店名:〇一八(ゼロイチハチ)
店番:018 種目:普通 口座番号:9872334
口座名義:ザイ)タイキカンキョウソウゴウセンター
<ゆうちょ銀行口座間、郵便局からのお手続きの場合>
記号・番号:10160-98723341
口座名義:ザイ)タイキカンキョウソウゴウセンター
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◇お申込み:https://iiae.or.jp/seminarlist/seminar/
【登録日】2024.04.03