カナダ環境・気候変動省、自治体の気候適応プロジェクトに520万ドル助成

【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2025.09.09 【情報源】カナダ／2025.08.22 発表

カナダ環境・気候変動省は、「気候適応のための地域リーダーシップ」（LLCA）事業により、グリーン地方自治体基金（GMF）を通じて、地方自治体の実施する70の気候適応プロジェクトに対し総額520万ドルを助成すると発表した。

カナダ政府は、2022年に全土の地域社会を気候変動から守るため、21億ドルの支出を約束した。
LLCAはその一部として2024年11月に開始された。2031年までに1,400件以上の地域社会の適応取組に対し総額5億3,000万ドルを助成する。

GMFは、地方自治体の気候レジリエンス強化プロジェクトを支援するため、カナダ政府が出資して2000年に設立された24億ドルの基金である。

洪水・暴風雨・林野火災の増加など深刻な気候変動の影響は、カナダ全土に及ぶ。
2024年のカナダの年平均気温は、平年値（1991-2020年平均）より2.0℃高く観測史上最高を記録し、極端気象による災害で多くの建物等が破壊され、保険対象となる損害は史上最高額の85億ドルにのぼった。

【カナダ環境・気候変動省】