一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ、連邦内閣が第6次土壌保護報告書を承認
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2025.08.15 【情報源】ドイツ/2025.07.30 発表
ドイツ連邦内閣は、第6次土壌保護報告書を承認した。これは前政権におけるドイツ国内および国際社会における土壌保護に関する数多くの活動と進展を記録し、土壌機能の持続可能な利用と保護の強化の必要性を明示し、さらに土壌とその機能をより保護するための法的要件を強化するための提言をまとめたものである。
報告書では、自然気候保護における土壌の重要性が焦点となり設定された資金提供ガイドライン、湿地の自然機能の回復を目指す湿地保護戦略の策定、土壌生物多様性に関する多数の研究プロジェクトの実施、国立土壌モニタリングセンターの設立などが報告されている。
ドイツ連邦環境・気候保護・自然保護・原子力安全省 (BMUKN)のシュナイダー大臣は、「土壌は水を蓄え、空調機能を持つだけでなく、大量の炭素を固定し、多数の種に生息空間を提供している。
一方で土壌の状態には課題があり、我々は土壌保護を進めていかなければならない。
舗装の除去や農地利用と両立可能な湿地の再湿潤化に取り組んでいく。」と述べた。
【ドイツ連邦環境・気候保護・自然保護・原子力安全省】