一般財団法人環境イノベーション情報機構
事業所内での空気中ホルムアルデヒド濃度低減のためのガイドラインを策定
【健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2002.03.18 【情報源】厚生労働省/2002.03.15 発表
住宅建材から室内に発散するホルムアルデヒドなどの化学物質により、頭痛などの多様な症状が生じる「シックハウス症候群」が、問題となっている中、厚生労働省の「職域におけるシックハウス対策に関する専門検討会」(座長:高田勗)では、労働者へのホルムアルデヒドばく露対策の一環として「職域における屋内空気中のホルムアルデヒド濃度低減のためのガイドライン」を策定した。このガイドラインは、一般の事業所内での空気中ホルムアルデヒド濃度を0.08ppm以下とする指針値を示しているほか、屋内空気中のホルムアルデヒド濃度を低減するため、事業者が施設・設備に講ずべき具体的措置を示している。
なお、ホルムアルデヒドを発散させる製品の製造工場などで、作業の性質上濃度を0.08ppm以下とすることが著しく困難な作業場については、特定作業場として、別途0.25ppm以下という指針値や、特定作業場として講じるべき措置が示されている。【厚生労働省】