環境省　除染の進捗状況を総点検

　環境省は、平成25年9月10日、総点検を実施していた放射性物質汚染対処特措法に基づき指定されている除染特別地域および汚染状況重点調査地域における除染の進捗状況についてとりまとめ公表した。
　環境省の結論では、平成26年3月末までの処理を目指すとした目標の達成は困難な状況であるとして、今後は個一律に2年間で除染し仮置場への搬入を目指すとした除染事業実施前に設定した目標を改め、今後、個々の市町村の状況に応じ、復興の動きと連携した除染を推進。除染の加速化・円滑化を図るとともに、復興計画の具体化に、随時対応するとしている。
　除染の加速化・円滑化のための施策としては、▽除染手法や契約事務の効率化、新技術の活用、ノウハウの横展開。▽本省、福島環境再生事務所の体制強化、民間委託拡充等。▽復興との連動、建物解体要望等地元要望への対応。－－等をあげている。【環境省】