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環境ニュース[国内]

福岡県北九州市、インドネシアとフィリピンで環境ビジネス案件を支援

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2016.10.18 【情報源】地方自治体/2016.08.26 発表

 北九州市のアジア低炭素化センターは、インドネシアとフィリピンの2都市で新たに環境ビジネスの支援を行う。北九州市内の企業などの海外ビジネス展開を後押しするとともに、アジアの都市の環境問題解決に貢献する。

 インドネシアのスラバヤ市では、9月から来年3月にかけて、主に上水道施設整備の遅れている未給水地区を対象に、日本で実績のあるろ過膜装置を用いて高品質で安価な飲料水を生産し、共同水栓による飲料水の供給やガロン水(1ガロン=約3.8リットル)として販売する事業の実施可能性を調査する。同事業は国際協力機構(JICA)の「中小企業海外展開支援事業」に採択された。

 また、ごみ処分場が逼迫しているフィリピン・ダバオ市では、11月から2019年3月にかけて、ごみの分別指導や水切り運動などの教育、生ごみのコンポスト化などを通して、自発的にごみの減量化ができるよう人材の育成を行う。あわせて廃棄物発電施設の導入を目指す。同事業はJICAの「草の根技術協力事業」に採択された。

 北九州市は、アジア地域の低炭素化を通じて地域経済を活性させるため、2010年6月にアジア低炭素化センターを開設した。【福岡県北九州市】

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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