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環境ニュース[海外]

国連環境計画、コンゴ盆地でのグリーン投資促進イニシアチブを立ち上げ

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2025.06.17 【情報源】国連/2025.05.29 発表

国連環境計画UNEP)は、国連資本開発基金(UNCDF)や中央アフリカ森林イニシアティブ(CAFI)と共に、コンゴ盆地におけるグリーン投資を促進するための「コンゴ盆地支援イニシアチブ」(Pro-Congo)を開始した。

同イニシアチブは、対象の4ヶ国(注1)で起業家を育て、「ブレンデッド・ファイナンス」(注2)の機会を創出することで、企業が森林伐採に依存せずに事業展開や資本調達、製品販売が可能であること、また炭素の排出削減や森林減少の防止、環境的に持続可能な慣行の促進につながることを実証する取組である。

地元の零細・中小企業への融資や助成1,500万ドルを呼び水として、最終的に総額3,000万ドルの投資誘致を目指すという。

コンゴ盆地の熱帯雨林は世界最大級の炭素吸収源である。
森林減少や持続可能でない土地利用の脅威にさらされ続けているが、東南アジアやアマゾンの熱帯雨林に比べて注目度が低い。
同イニシアチブによって地元の企業がグリーン経済への移行を主導し第三者資本を呼び込むことで、こうした現状を是正しようとしている。

(注1)カメルーン、コンゴ民主共和国、ガボン、コンゴ共和国
(注2)公的資金と民間資金を組み合わせた資金調達

国連環境計画

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