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環境ニュース[海外]

国連食糧農業機関、5月20日「世界ミツバチの日」のイベント開催

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2025.06.04 【情報源】国連/2025.05.20 発表

国連食糧農業機関FAO)は、「2025年世界ミツバチの日」を祝うイベントをエチオピアで開催した。
「世界ミツバチの日」は、人類と地球の健康維持における花粉媒介者の重要な役割、そして花粉媒介者が直面する多くの問題(生息地の消失、有害な化学物質の使用、気候変動の影響、特定外来生物寄生生物など)への関心を高めるもので、スロベニア政府の提案を受け、国連決議により2017年設立された。

今年のテーマは「自然に鼓舞されたミツバチが人類を養う」。ハナバチ、チョウ、鳥、コウモリなどの花粉媒介者が、食農システムや地球生態系の健康の中で果たす重要な役割に焦点を当てる。

世界の顕花植物の約90%、果物、野菜、木の実、種子などの農作物の75%が花粉媒介者に依存しており、花粉媒介者には多大な経済価値がある。
花粉媒介者なしでは、世界の穀物生産は最大8%失われるとされ、これは毎年約5,770億ドルの損失に値する。
FAO事務局長は、花粉媒介者が直面する問題を克服し、花粉媒介者の保護や持続可能な利用のため、更なる国際協力が重要であると強調した。

国連食糧農業機関

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