一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカエネルギー省、大規模な発電・送電インフラ整備を加速する取組を開始
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2025.10.06 【情報源】アメリカ/2025.09.18 発表
アメリカエネルギー省(DOE)は、ギガワット規模の発電・送電を行える電力網インフラの整備を加速するイニシアチブ「Speed to Power」を発表した。同国が人工知能(AI)分野の世界競争に勝つために必要な電力を確保し、安価で信頼性の高い安全なエネルギーに対する国内需要の高まりに応えていくことを目的としている。
DOEの分析によると、現在の電力網インフラ整備の速度は、急増している製造業のエネルギー需要や国内経済の再工業化を支えるには不十分である。
DOEは、利害関係者と協力して、電力供給を迅速化し電力網が直面する複雑な課題を克服できる大規模なインフラ整備プロジェクトの洗い出しに努めており、まずは、こうしたプロジェクトに関する情報(早期に着手可能なプロジェクト候補、準備状況、電力需要の増加見込み、DOEが対処可能なインフラ整備上の制約など)の提供を求めている。
同時に、発電・送電の容量を速やかに拡大するためにDOEの補助金や権限をどのように活かすべきかについても意見を募っているという。
【アメリカエネルギー省】