一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

経済協力開発機構、気候変動・生物多様性損失・汚染について総合的な対策が必要と報告

地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2025.12.15 【情報源】国際機関/2025.11.26 発表

経済協力開発機構(OECD)は、報告書「地球の三大危機に関する環境見通し」を発表した。
三大危機とは、気候変動生物多様性損失・汚染である。
報告書は、三大危機は相互の関連性を強めているが、これに対する個々の政策には相乗効果があるものもトレードオフが生じるものもあり、課題解決には一貫性のある分野横断的な行動に向けた総合的な政策が必要であるとする。

10ヶ国(アルゼンチン、オーストラリア、カナダ、中国、フランス、インド、インドネシア、日本、ペルー、ウガンダ)について、三課題に関連する政策文書を精査したところ、気候変動生物多様性損失に対する政策は比較的よく関連付けられているが、汚染対策との関連付けは不十分で、再生可能エネルギー開発による土地利用への影響・原材料の需要増・廃棄物処理などのトレードオフに対処する政策は少なかった。

報告書は、課題の統合と資金の流れの整合化、トレードオフへの対処、資源利用の変革と循環経済アプローチの促進、持続可能な食料生産・土地利用の促進などについて具体策を示す。

経済協力開発機構

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース