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環境ニュース[海外]

国連環境計画、アフリカの空港で有害な泡消火薬剤の使用を減らすプロジェクトを開始

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2025.09.03 【情報源】国連/2025.08.19 発表

国連環境計画UNEP)は、アフリカの空港から有害な泡消火薬剤をなくすため、国際民間航空機関(ICAO)と共同プロジェクト「責任ある消火のためのインフラ強化」(FIRE)を開始したと発表した。

エジプト、エチオピア、ケニア、ナイジェリア、南アフリカの大規模空港において、有害な有機フッ素化合物(PFAS)を含む泡消火薬剤の使用を段階的に減らし、安全な代替品に替えていく。
この取組により、PFASによる汚染物4,500トンが消防車から安全に撤去され、PFASを含む泡原液130トンが安全に廃棄される。
実施にかかる費用8,250万ドルのうち1,000万ドルを地球環境ファシリティ(GEF)からの補助金、7,250万ドルを他の開発銀行等との協調融資でまかなう。

化学物質・廃棄物関連3条約(バーゼル・ロッテルダム・ストックホルム条約)事務局長ロルフ・パエット氏は、屋外で散布されPFASが環境中に拡散するリスクの高い泡消火薬剤の禁止に取り組むFIREは、条約の目的と働きを体現するものと評価する。

国連環境計画

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