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環境ニュース[海外]

国連環境計画、炭鉱からのメタン排出データの精度向上へ研究計画を発表

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2025.07.31 【情報源】国連/2025.07.16 発表

国連環境計画UNEP)国際メタン排出観測所(IMEO)は、オーストラリア政府の協力のもと、炭鉱からのメタン排出データの精度向上を目指す新たな研究計画を発表した。

この研究は、実験用の露天掘り炭鉱を利用して、石炭・鉄鋼部門全体の排出を追跡し、緩和努力に導くための革新的な測定技術の可能性を評価するものである。

2024年、石炭部門は世界全体で約4,000万トンのメタンを排出。エネルギー分野で2位の排出源となった。
しかし、炭鉱からの排出の監視や報告は依然として不十分で、鉄鋼のサプライチェーンにおける主な排出源である、露天掘り炭鉱からのメタン排出の測定は特に難しいという。

この研究結果は、メタンモニタリングを向上させ、排出を削減するための規制の枠組みや戦略の策定に情報を提供することになる。

オーストラリア政府はこの研究実施のため、IMEOへの320万ドルの新たな資金提供を誓約。

UNEPは、メタン排出削減の最前線で、データと政策という2本の柱を中心に活動を展開。IMEOを通じた戦略的な緩和行動を目指す。

国連環境計画

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