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環境ニュース[海外]

EUのREACH規制で中国への貿易障壁が高まる

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2007.04.12 【情報源】中国/2006.06.06 発表

 EUが中国の電子製品に対するRoHS指令を実施した後、もう1つの新しい規則――REACH法が出され、中国の欧州向け化工製品を制約する。この化工製品の新規則は来年実施する予定である。この規則の実施が、中国年間数十億ドルの欧州向け化工製品に影響をもたらし、一部の中小輸出企業が締め出される可能性がある。
 REACH法の正式名称は「化学品に対する登録、評価、許可、制限に関するEU法規」である。規則により、EUは欧州市場の3万種以上の化工製品とその下流の紡績、軽工業、製薬などの製品をそれぞれ登録、評価と許可の3つの管理規制システムに入れ、期日通りにこの管理規制システムに入っていない製品は、EU市場で販売できない。またこの規則は厳格な検査基準と高額な検査費用を規定し、費用を全部企業が負担しなければならない。
 中国の欧州向け製品はほぼ低付加値、原材料性質なもので、生産過程での汚染が大きい製品である。それら製品の関連情報データは不完全で、EUの基準に達してないものがある。EUのこの規則の内容を早く理解し、生産技術を改善し、環境保護の水準を高め、海外の同業者との協力と交流を積極的に行い、進んだ生産と管理の経験を学ぶべきだと、専門家は関連企業に呼びかけている。【中国国家環境保護総局】

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